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日米同盟崩壊―もう米軍は日本を中国から守らない

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087805949
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C0095

出版社内容情報

元米軍人だから書ける「アメリカの本音」
日米同盟は最長でも2050年で終わる! そのとき日本が中国の属国になりたくなければ何をすべきか? 尖閣事件に象徴される脅威を前に、世界の最前線で戦ってきた日本生まれの元米軍将校が警鐘を鳴らす。

内容説明

「アメリカの本音」と「自衛隊の危うい防衛力」。このままでは2050年にニッポンは消滅する。「中国の属国」にならないために今、何をすべきか。

目次

第1章 日米同盟は最長でも2050年で終わる(「モスト・デンジャラス・コース・オブ・アクション=最悪の事態」;1年前に通告すれば、日米安保条約は破棄できる ほか)
第2章 私が現場で見た日米同盟最前線の真実(「おとぎの国の軍隊」と戦う自衛隊の指揮所演習;日米合同演習で飛び出す自衛官の「すげぇー、すげぇー」の声 ほか)
第3章 日本とアメリカは一緒に戦えるのか?(米軍将校並みに礼儀正しい自衛隊の兵士・下士官;役人自衛官、サラリーマン自衛官とは同盟できない ほか)
第4章 米国の本音、中国の野望、日本の迷走(2030年、中国の国防費は2003年の米国レベルに;米国の国家戦略は日本切り捨てへ向かう ほか)
第5章 中国の属国にならないためには何をすべきか(尖閣諸島に日本人を常駐させることの大きな意味;朝鮮半島有事だけならば起きても怖くない ほか)

著者等紹介

飯柴智亮[イイシバトモアキ]
元アメリカ陸軍大尉。1973年東京都生まれ。16歳で渡豪、『ランボー』に憧れて米軍に入隊するため19歳で渡米。北ミシガン州立大に入学し、学内にて士官候補生コースの訓練を修了。1999年に永住権を得て米陸軍入隊。精鋭部隊として名高い第82空挺師団に所属し、2002年よりアフガニスタンにおける「不朽の自由作戦」に参加。“世界で最も危険な場所”と形容されるコナール州でタリバン掃討作戦に従事。2003年、米国市民権を取得して2004年に少尉に任官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ted

10
著者のような経歴の日本人がいること自体にまず驚かされた。若くして米軍に入隊し、アフガン作戦にまで従軍した日本人がいたとは。元日本人として自衛隊のよい点は認めながらも、実戦未経験からくる自信のなさや、現実からどこか遊離した頓珍漢な行動原理に不甲斐なさや苛立ちを感じる様子が行間から滲み出ている。実戦経験を積まなければ日々進化する「現実の戦闘」を知ることなく自衛隊はどんどんガラパゴス化していくのは間違いない。米軍の内側からアメリカ人のロジックで日本を見ることのできる貴重な人材が除隊してしまったのは実に惜しい。2011/06/18

カインズ

4
【もったいない自衛隊】国家戦略を持ち実戦を想定した訓練を行う米軍と、様々なしがらみに縛られ頼りない政治家の下で架空の敵を相手にする自衛隊を比較し、自衛隊の改善すべき点を指摘する一冊。何よりも強く感じたことは、高い練度を持っている自衛隊を政治家が全く活かせていないということだ。自衛隊が実戦を経験している米軍の前では、卑屈になっているという指摘からは、実戦を意識していない自衛隊という組織の歪みを感じた。現実にある脅威から目をそらさず、毅然とした態度を取ることが日本には必要なのではないだろうか。2011/10/06

こがめ

3
印象に残った言葉を2、3:「日本からの撤退が米国の国益にとって最善の策だと判断すれば、ためらうことなく実行」「日本は…不安そうな顔で米中の様子をうかがっている子犬のようになってはいないでしょうか」「…日本人の意識改革が必要なのです。これからは米国だけに頼るのをやめて、"活米=米国を活かす"方向に進んでください」。元軍人が著しただけに、いい意味で刺激的にあふれた内容で、現場にいただけに説得力もあり、「同盟国」の本音の一端をうかがい知れた気がした。2011/01/28

あけの

2
2030年まであと10年……2020/06/23

Mikarin

2
いまだ平和ボケの日本。そして、練度や技量がかなり高いながらも自衛隊側の様々な制約やバカげた演習の設定(アメリカ側からはあきれられている)そしてその自衛隊を必ずしも生かしきれない文民=政治家に危惧を指摘する日本国籍からアメリカ国籍に帰化した元米軍情報将校の著述は説得力大ありという所・・・2015/04/02

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