内容説明
小説でしか読めない、「君に届け」の魅力的なキャラクターたちのエピソード。中学時代の爽子と風早を描いた「明日になれば」ほか8篇のショートストーリーを収録。
著者等紹介
下川香苗[シモカワカナエ]
作家。岐阜県出身。1984年Cobalt短編小説新人賞に入賞
椎名軽穂[シイナカルホ]
1991年『君からの卒業』(別冊マーガレット)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
30
明日になれば出会えるから。明日になればきっと素敵な日だから。他人事のように願うのではなく努力と心根でそんな「明日のなれば」を手に入れた爽子とその周りの人たちの物語。さわパパとさわママの馴れ初めは素敵だ。ちづちゃんと龍くん。あやねちゃん。くるみちゃんと風早くん。マルちゃん。知らなかった彼らに出会えました。目を閉じて。明日1番話したいことはなあに?それは誰に?そう、明日になれば。2010/03/04
昼夜
26
漫画のノベライズはほとんど読まないんだけど、あらすじで中学時代の爽子と風早とか爽子父のエピソードがあるのを見て読みたくなった。そんな自分にほんとに君に届けが好きなんだなって感じる。読んでみて、キャラクターそれぞれにこんな一面、エピソードがあったんだって再発見したりして漫画での展開に繋がっていくところがよかった。特に「もっと君のこと」「お父さんのクリスマス」。爽子の家がクリスマスを大切にする気持ちがよくわかったし爽子父はやっぱりカワイイ。2011/05/29
桜📕のベルズ
12
それぞれの目線のお話。素敵な言葉の数々がちりばめられていて、心に響きました。 爽子たちと同じ年齢の時に、こんな言葉が聞けたら少しは変わっていたのかななんて。2020/11/29
ちょび
9
あまり漫画を読まない自分が、なんとなく友達から借りて読んだ「君に届け」に今更ながら激ハマり…!その経緯で読んだ本だったけど、原作の空気をちゃんと壊さないで漫画にはなかったオリジナルな設定とか色々面白かった。特に爽子パパの話にはうるっとさせられました。2011/09/21
ぽぽろん
7
あやねちゃんの昔のトラウマが分かりました。女同士って難しい。2016/05/27