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プレイボーイの人生相談―1966‐2006

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784087804461
  • NDC分類 159
  • Cコード C0095

目次

柴田錬三郎
松本人志
岡本太郎
リリー・フランキー
アントニオ猪木
大沢在昌
開高健
武田鉄矢
赤塚不二夫
野坂昭如
吉本隆明
遠藤周作
宇梶剛士
松山千春
坂井三郎
石原裕次郎
今東光

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

188
劣等感の相談が心に残った。特に性の悩みに対して回答者は多彩な経験を語りこんなに広い世界があるんだよと目を開かせる。そこでよーし俺も、となればいいが、そうならない気もする(私はならなかった)。でも多少のヒントにはなる。開口健さん「魚は顔のまずいのほど美味い」とは巧いこと仰る。これは男からの「恋人が醜い」というバカな劣等意識への答えだが、逆に遠藤周作さんは容姿に劣等感を持つ男に「背が低くても足が短くても何かやってやろうという気持の男は女を引きつける、笑顔で人と話せ」と。万葉の「紫は灰さすものそ」の心意気だね。2022/12/19

たまきら

18
世の男性の悩みを、その時代その時代の漢たちが受け止め、回答しています。女性についての質問は、おチンポ崇拝雑誌じゃなくて女性作家のロマンス小説読んだら?と一瞬思いましたが、なかなかどうして素敵なおじ様たちですこと。にやりな回答に満ちています。大笑いできるのから、ジワリとくるものまでさまざま取り揃えられています。遠藤周作さんの「少しは恥じれ」が一番心に来たかな。石原裕次郎も面白かった。結構女性が読んでも面白いと思います。2016/01/26

袖崎いたる

5
プレイボーイといえばちょっとエッチな男性誌。そこで繰り広げられる人生相談、を担当していたのがこれほど錚々たる人々だったとは。誰しもメディアや自著では触れていない思い出や記憶を漏らしている、これが見もの。来歴もぶっ飛んでいるのもチラホラ。知らんアウトローを知れて嬉しい。肝心の相談事への応答もすごい。鮮烈だったのが遠藤周作。彼女にできちゃったと嘆くワカモノに対して叱りの言葉を与えた最後に「恥じろ。少しは。」と。これがわざわざひとつ段落を作って発せられるのだ。迫力がある。全体的にシモ系のが多いのもご愛嬌。2022/06/27

ワッツ

5
松ちゃんとかフランキーは微妙だけど、結構みんな真剣に答えてくれてるので面白いしタメになる。少しだけだが自分の好きな遠藤周作が載ってるので買ったが、相変わらず真面目な人だ。ラストの質問みたいのに対して遠藤さんはどのように答えるのかと前々から思っていたが、遠藤さんらしい流石の解答でした。2011/02/25

あくせる

5
お前の気持ち分かるよ!それは大変だなぁ・・・・・・そんな甘っちょろい事は全く言いません!反骨心の塊、松本人志、永遠の悪ガキ、松山千春など自分が知っている一癖、二癖ある方々が他の名だたる文豪達の前では可愛く見えます。特に感銘を受けたのは柴田錬三郎氏、野坂昭如氏、今 東光氏です。TVなどで発言すれば社会問題になるような事を平気で言いまくります。それなのに何故か批判できず心に強く訴えかけてきます。今 東光氏と川端康成氏の友情秘話など下手な小説、ドラマよりよっぽどおもしろく感動でき映画化して欲しいとさえ思いました2010/08/15

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