感想・レビュー
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もとむ
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日本人メジャーリーガーとして、野茂英雄以来の新人王を獲得したストッパー、佐々木主浩の横浜ベイスターズからメジャー挑戦&彼の半生を描いた一冊。通称「大魔神」のイメージ通り、ピッチング&野球理論にも「威風堂々」の姿勢が色濃く見られる。野村克也監督のID野球を、当時の横浜の権藤監督との違いを指して疑問視する一面も。でもその根底には「プロ野球は監督のものではなく、ファンのためのもの」という想いがあり、勝利至上主義への疑問も。友、両親、恩師へも心からの感謝が伝わり、細やかな心遣い溢れる「大魔神」には好感が持てます✨2024/09/25