寂しき骨―池田理代子第一歌集

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寂しき骨―池田理代子第一歌集

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  • サイズ B6判/ページ数 152p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087754513
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

出版社内容情報

不朽の名作『ベルサイユのばら』を二十代で描いた天才漫画家が詠う、父、母、初恋、老い、そして「最後の恋」――。私的で普遍的な11のテーマについて、身体の奥底から湧き上がる想いを短歌とエッセイで綴った珠玉の一冊。「童女のような好奇心、少女のような行動力。この人はなんてまっすぐな人なんだ。」歌人・JT生命誌研究館館長・京都大学名誉教授 永田和宏氏推薦!息ひとつ吸いてこの世に生まれ来る ものみな息を吐きて逝くなり二十五歳の若い頃、『ベルサイユのばら』の中で、オスカルが死を目前にして亡きアンドレに問うシーンを描いた。「苦しくはなかったか? 死はやすらかにやってきたか?」 あの当時でも、私にとっては真剣な問いかけだった。六十代では何故か、老いや死に対して居直れたつもりでいたが、七十歳を越えた今になって、まさに一層切実な問いとなりつつある。(本文「老いと向き合って」より)【目次】父と戦争母短歌を詠む山と私旧西ドイツにてカンボジアにて老いと向き合って若者たち初恋の頃猫を看取る最後の恋解説 まっすぐに届く声 永田和宏【著者略歴】池田理代子(いけだ・りよこ)漫画家、声楽家。1947年大阪府生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)在学中の67年に「バラ屋敷の少女」でデビュー。72年に連載を開始した『ベルサイユのばら』が空前の人気を博す。80年『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。95年、47歳で東京音楽大学声楽科に入学。卒業後はソプラノ歌手として舞台に立ち、オペラの演出も手掛ける。2009年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与される。「塔」短歌会会員。2017年より熱海在住。

内容説明

初恋、老い、そして「最後の恋」―『ベルサイユのばら』の作者が短歌とエッセイで綴る、私的で普遍的な11のテーマ。

目次

父と戦争

短歌を詠む
山と私
旧西ドイツにて
カンボジアにて
老いと向き合って
若者たち
初恋の頃
猫を看取る
最後の恋

著者等紹介

池田理代子[イケダリヨコ]
漫画家、声楽家。1947年大阪府生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)在学中の67年に「バラ屋敷の少女」でデビュー。72年に連載を開始した『ベルサイユのばら』が空前の人気を博す。80年『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。95年、四七歳で東京音楽大学声楽科に入学。卒業後はソプラノ歌手として舞台に立ち、オペラの演出も手掛ける。2009年、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与される。「塔」短歌会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mocha

80
池田理代子さんと言えば、その容姿や世間を騒がせるほどの行動力から、華やかでドラマティックな人というイメージがある。そんな人にももちろん家族への思いやコンプレックスがあるということ、老いの怖さ、恋の苦しみ、あまりにも赤裸々な歌の数々に苦しくなった。特に愛猫の死。歌は嘘がつけない。エッセイ以上にリアルな心情が突き刺さってくる。漫画、オペラ、短歌、表現することが池田さんにとって生きるということなのだろう。2021/05/08

ぐうぐう

29
池田理代子の第一歌集。ただ、歌集として読むと、弱さは否めない。不器用さが目立つのだ。しかし、その不器用さが池田の真面目さ、あるいは正直さを伝えてもいて、好感を抱かせる。11のテーマに沿った歌が詠まれ、テーマごとにエッセイが書かれている。そのエッセイがいい(と言うと、作者には不満だろうが)。つまり、歌とエッセイをセットとした歌文集として読むのが正しいのかもしれない。「人知れず咲く野の花に惹かれおり 世間の人は薔薇をくれるが」なんて、漫画家としての彼女を知る読者をニヤリとさせる歌もあれば、(つづく)2021/01/06

いーたん

26
ベルばらは、人生に大きな影響があった、私にとって完全に漫画の域を超えた作品。その作者の池田理代子さんについても、二十代でベルばらを産んだこともさることながら、功なり名をとげてから、音大生となりオペラ歌手に挑戦されていて、オスカル並みに敬慕していた。その理代子さんが短歌集まで出されたとは!ご両親、初恋の人、愛猫、最後の恋、知らないことばかりがエッセイと短歌で紹介されていた。御年70歳をすぎてなお、カッコいい!彼女をして「恐るべき成熟と、うそ寒くなるような子供っぽさ」と評された、高校の恩師の慧眼に脱帽です。2021/07/04

スイ

16
こちらがたじろぐほど赤裸々な、各パートの前書きが興味深い。 が、その前書きに書かれたことが、ひねりなどなくその後の歌に詠まれているので、短歌がエッセイの一部という印象で、もったいなく感じた。 いっそ前書きは全てなしでも良かったのでは…。 タイトルにもなっているが、骨が出てくる歌が多く、面白かった。 その辺りをもっと詠んだ歌を読んでみたい。2022/03/14

双海(ふたみ)

10
著者は『ベルサイユのばら』の池田さん。父、母、初恋、老い、そして最後の恋。私的で普遍的な11のテーマについて、身体の奥底から湧き上がる想いを短歌とエッセイで綴った一冊。「人間は 矛盾の中に漂へるひとひらの花と書きくれしひと」「受話器より漏れ来る声のかそけくて 深きしじまに耳そばだてぬ」2023/07/21

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