内容説明
その女の子がうちの店にやってきたのは、冬真っ只中の二月のことだ。けっして美人というタイプではなかったが、ついついぼくは見とれてしまった。なぜなら、彼女の肌が透き通るほど白かったからだ。ぼくは石を売るアルバイトをしている。ぼくは、もう一度人を好きになることができるだろうか…。きみのために、ぼくができること…石を売るアルバイトのぼくを巡る青春純愛小説。
著者等紹介
関口尚[セキグチヒサシ]
1972年9月19日栃木県下都賀郡岩舟町生まれ。1999年、茨城大学大学院人文科学研究科修了。映画館の映写室でアルバイトを続けながら、小説を書き始める。2002年、『プリズムの夏』にて第一五回小説すばる新人賞受賞
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感想・レビュー
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七色一味
34
読破。文庫版ではタイトルが『君に舞い降りる白』に改題されています。文庫版は読んでいないので、加筆訂正の有無は不明。『あなたの石』は、あまりにもストレートだし『君に舞い降りる白』では意味不明。舞い降りたのは雪? どちらのタイトルも…私的にはイマイチ(笑) 作品的にも、今ひとつぱっとしない感じ。ちょっと主人公、卑屈過ぎる面と猪突猛進の面の同居って、どうなんだろうって感じで、共感できず。2013/03/30
あー
12
みんな、前に進んで行く事ができて良かった。2016/01/24
takaC
6
個人的嗜好では、志帆>彩名>>>>雪衣、なんだが。(笑)2009/07/29
もりの
4
綺麗な世界観に惹かれたが、途中から飽きてしまってパラパラ。みんな、過去の何かをとらわれて、それでも今を生きる。過去をこえていきたい。2019/01/28
メイプル
3
今住む街が実名のまま舞台に登場しますが、実は脚色が多いので、その違いが面白かったです。2005/09/03