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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087753066
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

生きることが最も困難だった時代、生きることが最も困難だった場所で。衝撃の問題作。まだ若い作家が、そして現代エンターテインメントが、このような戦争小説を生み出したことは驚きに値する。

著者等紹介

古処誠二[コドコロセイジ]
1970年東京生まれ。『UNKNOWN』で第14回メフィスト賞を受賞し、デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

30
古処さんの戦争小説。敗戦間際のフィリピン・ルソン島でジャングルを敗走する日本兵。極限の飢えの描写が凄まじい。圧倒された! 捕虜となった米軍パイロットの視点を入れてくるところがノンフィクションには出せない小説ならではの良さ。軍隊用語などややとっつきにくい部分があるのであんまり読んでこなかった古処さんですが、他のも読んでみようっと。2016/10/01

たち屋たちや

18
僕は古処さんが本当に好きで この本も大好きです。この本を大好きと言っては 変に受け取られるかもしれませんが。 野火と同じく、自分に怖さを教えてくれたんです。2019/06/19

すいかのたね

4
平易な文章で、苦手な太平洋戦争の話だったにもかかわらず、どんどん読めたのには自分でも驚いた。あまりにも今の自分の生活と乖離しているため、想像力が働かず臨場感を感じられずにいたが、物語の主人公たちと出来事を追っているうちに、密林の中に入り込んでいった。極限での行動や、”何を食べたか”ということへの衝撃以上に、愚直なまでに上に従うこの当時の日本人への疑問や悔しさみたいなものを感じた。この戦争体験者の人たちは多くを語りたがらないというけれど、その理由の一端が垣間見えた。最後の八木沢の叫びがそれを表している。2014/08/31

まみ

4
読んでいて辛くなった。戦地で生き続けるためにそこまでしていたのかと、思い知らされた。生き地獄。戦争の善し悪しという事ではなく、極限の命の話。 切なさに何度も手が止まった。2013/06/08

鈴と空

3
あまりに壮絶。3人が置かれた環境も、それぞれの覚悟も、それぞれの結末も。 2011/08/31

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