内容説明
悲しいことにも明るく耐えて、ユカイに生きるシノザワ教授のエッセイ集。
目次
第1章 マダム・シノザワ物語(その怖さ;無知は大悟に似たり ほか)
第2章 クイズダービーの謎(レギュラー出演を引き受けるまで;本番前にまずコンパ ほか)
第3章 これは愉快!「負けるが勝ち」辞典(「ユカイ」の発端;クイズとベンキョーはちがう ほか)
第4章 行けども行けども「賊軍の地」(「あれで教授が勤まるならウチの子も」;ボクの講演に来るのは一番上品な人たち ほか)
第5章 重層的やり直しで負けて勝つ(負けを認めるのが大事;超越にこそ救いがある)
著者等紹介
篠沢秀夫[シノザワヒデオ]
1933年東京生まれ。学習院大学文学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。フランス政府給費留学生。パリ大学文学部現代フランス文学免状取得。明治大学教授を経て、現在、学習院大学教授。言語学の一部であった文体論を「文体学」として独立させ、独自の方法を展開した
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感想・レビュー
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れもん
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★★★2012/10/09
studyingtopology
0
「やり直せば」というのは、自身の体験談。前妻を交通事故で亡くしているそうです。そのやり直しの人生が現在の奥様との再婚。明るく生きておられます。第2章「クイズダービーの謎」以降が面白い。レギュラー出演の経緯から始まり、「クイズと勉強とは違う」といった持論の紹介など興味深い。学習院女子部式のお辞儀というのがあるらしい。頭を下げて5つ数えてから、頭を上げる。クイズ番組でもこのお辞儀だったとか(そうだったかな?覚えてないけど)。2015/09/21