内容説明
子猫を殺し、子犬を殺す。いい人も、悪い人も、子供も大人も、殺して殺して殺し抜く。殺しすぎだぞ倉阪。いったい誰が生き残るんだよ倉阪。死体の山を築いて爆走する戦慄のローラーコースター。おねがいだれかわたしをとめて。どうにかしてくれ、いやに単調なメロディの童謡が耳について離れない。やめろ倉阪、俺の枕もとで歌うんじゃない!モダンホラーの極北に立つ鬼畜の所業。倉阪鬼一郎、爆裂。
感想・レビュー
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warimachi
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あるマニアが、自分のような感性を持ちあわせた誰かに読ませるために書いた小説だな、と感じた。ちょっと急角度に狙いすぎてか表現はわりかしドライで、文体そのものに妖気が宿っているというほどではないのが残念だけど、久々に楽しんで読めた一冊だった。2013/09/12
えつこ
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人が死にまくる様は圧巻。ホラーだけれど重くないので気楽に一気に読めました。でも、ラストはよくわかんなかった。エンターテイメントホラー。2013/03/13
リーマン男爵
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「そして誰もいなくなった」的に終わるのか・・「悪霊来りて童謡を歌う」グロネタの終末記! 2025/04/17