朝陽のようにそっと

朝陽のようにそっと

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087752397
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

朝丘花。29歳独身です。恋人はボストンに研修留学中。ほんの数カ月前までは、地元の中学校で国語を教えていました。いまは、亡くなった父がつくった家を改築して、プチレストラン『花家』をやっています。素朴な橡の木の大きなテーブルがあるささやかなお店ですが、ひとりで切り盛りしています。メニューはあまり多くはありません。その日ごとに素材を絞って調理します。お店をはじめたきっかけは、ひとりで食事をするのが、とても寂しくなったから…。小説すばる新人賞受賞後三作目となる書き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

38
町の中にひっそり佇む小さなレストラン。人の心を癒すような家庭料理でそっともてなす。1人でする食事は寂しいからと始めたレストランにちょとずつ何かを抱えた人が相談しにくるよろず相談所のよう。何の音楽もない、窓の外から吹いてくる風の音、お鍋のコトコト煮込む音、食器の触れ合う音…そのすべてが料理の味付けのような気がしてしまう雰囲気。上野さん初読みでしたが人の心の奥底をキラリと光らせるところに魅せわれました。上野さんのほかの作品をぜひ読んでみようと思います。2011/06/04

ジュール リブレ

35
図書館。上野歩さんの98年の作品。吾嬬町のお仕事小説シリーズで出てくる家庭料理のレストラン・花屋を舞台にした連作。何人かの登場人物は、以降の作品でも出てきてますね。町の風景が浮かんできます。自分だけの町を心の中に作り上げ、少しずつカタチが出来て、膨らんで。創作の醍醐味かもしれません。美味しそうなごはんを、食べに行きたくなりました。2019/05/24

kishikan

13
上野歩さん初読み。この物語は、元教師で現在は家庭料理のレストランを営む女性が主人公。彼女自身、また教え子や友人、ご近所のお客さんに関連する様々な人の生き方6つのお話で描いています。この作品は、何気ない日常の中にそれぞれの人には思いもかけない出来事があって、そんな困難をどうにかして、自分の力と友人や恋人、親や知人の力を借りながら乗り越えていく、決して一人じゃないんだよ、ということをさらりとした味付けで調理した、でも後になってみると深くて味わいのある物語でした。上野さん、どうもご馳走さまでした。2011/09/13

noko

7
上野さん初読み。レストランを営む女性が主役のほっこりした短編集。取り巻く人たちにトラブルがあったり主人公自身に悲しいことがあったりと毎回飽きさせません。美味しいお料理の描写と主人公の人柄がとっても素敵でお腹が空きました。続編があればぜひ読みたいです。2011/12/12

ららぴぴ

6
続編があってもおかしくない終わり方だったけど、無いのかな?自分も「花家」にいるような、リラックスした気持ちで読めた。2013/02/11

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