内容説明
「もものかんづめ」「さるのこしかけ」に続く桃印エッセイ第3弾。またしても、あなたを翻弄する笑いの嵐。
目次
歯医者に行く
タンスを求めて
英会話の学習
グッピーの惨劇
町に来たTVにでてる人
独自の研究
習字のおけいこ
消えたドーナツ
小杉のばばあ
写真
マッサージ師
怠け者の日々〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
140
さくらももこ先生のエッセイ第3弾で、相変わらずステキな笑いを読者にしっかりと与えてくれます。さくら先生がいかに自分というキャラをわかっていて、自分の生きたいように生きていたか、その確固たるライフスタイルはしっかりと伝わってきます。お姉ちゃんやお母さん、父ヒロシのコトなどはほっこりとココロ温まるエピソードで、本当にステキなキモチになれます。あとがき的なトコに書かれた一文に胸が切なくなりました。「私もいつかいなくなる。あと50年後かもしれないし、もっと早いかもしれない。」改めて心よりご冥福お祈りいたします。2018/09/24
nyaoko
76
『もものかんづめ』に引き続き、久しぶりに読んださくらさんのエッセイ。ヒロシの話が好きだ。「どうしようもない人だよ、この人は」って、ちびまる子ちゃんの声が聞こえてきそう。しかし、なんだ。こうなるともう、さくらももこのエッセイ読み直し止まらん。2020/01/23
かのこ
67
子供の頃、「ちびまる子ちゃん」は全巻読んでたし、誰が買ってたのか謎だけど、家にさくらももこさんのエッセイもいっぱいあった。続きが気になる!絶対読みたい!ってわけじゃなく、なんとなくであるから読んでる、その何の気なさが良かったのだなあ〜と今さら思う。現代の清少納言とか言われてみればぴったりなのだけど、それよりもっと身近でクスリとしてたい感じ。本書「たいのおかしら」内のエピソードでは、歯医者の笑気ガス(私もされたことある!)やミーコの話が印象的。笑いと共にどこか懐かしく淋しい気持ちになるのも作者独特の世界観。2018/10/09
☆よいこ
61
『もものかんづめ』『さるのこしかけ』に続くエッセイ集第3弾。前作は未読。[歯医者に行く][タンスを求めて][英会話の学習][グッピーの惨劇][町に来たTVにでてる人][独自の研究][消えたドーナツ][小杉のばばあ][写真][マッサージ師][怠け者の日々][おとし玉][答案の始末][お金を拾う][ミーコの事][ひろ子の揉め事][二十歳になった日][心配をかける姉][集中力][引っ越し][父ヒロシ][その後の話]あとがき。▽どの話も落ちがあって印象深い。巻末にちまちまと書かれているコメントも面白かった。2018/08/28
Kumiko
41
再読。「ミーコの事」「二十歳になった日」が読みたくなって。この頃さくらももこはまだ二十代のはず。なのにこんなに円熟味あるエッセイを書いていることに今更ながら驚く。さらっと読めるけど心の深い部分を揉みほぐしてくれる感じのこの頃のエッセイが一番好きかな〜。あと、この頃お姉ちゃんと仲が悪かったんだなということが文章のそこここのニュアンスから感じられて面白かった。2018/02/10




