内容説明
役者もいない。演出家もいない。舞台監督もいない。開演ベルも鳴らなければ、観客も集まらない。けれど舞台はそこにあり、あなたが一人で幕を開ける。原田宗典第一戯曲集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イリエ
6
ちょっぴり笑えてすぐ読める戯曲です。タイトルはカッコいいんですけど…。テーマっぽく描かれているものが、少し浅い気がしてしまう。エッセイのほうが面白かったなぁ。2017/01/19
ざまたかこ
0
再読。 東京壱組の作品では、 「箱の中身」が一番好きです。 今読んでみても2幕構成をうまく使った戯曲だなあ、と思います。ネットで検索したらキャスティングとかも記録されてるかしら?2013/09/24
カンパネルラ
0
戯曲。2点あるが、各々に面白い、笑えるようでいて、恐い部分がどちらにもある、原田のエッセイストではない文学的才能を感じる。最初のが2重人格の愛情をうまく2幕でつなげている。もうひとつは戦争体験と遺産争いをうまくからめている2009/09/04
yk_tani
0
「箱の中身」時計屋・ボクサーの話。2部構成。「分からない国」アルツハイマーの日下部氏の土地の権利証と戦争の記憶のはなし。箱の中身のほうは面白かった。2011/01/28