内容説明
盲目の霊能力者と、彼女をささえる仲間たち。過去の事件の真相と不思議な事象の真実を次から次へと暴き出す！快作ミステリー。
著者等紹介
井上夢人［イノウエユメヒト］
東京生まれ。８２年徳山諄一との共作筆名・岡嶋二人として「焦茶色のパステル」で江戸川乱歩賞受賞。８６年「チョコレートゲーム」で日本推理作家協会賞受賞、８９年「９９％の誘拐」で吉川英治文学新人賞受賞後、コンビを解消し、井上夢人として「ダレカガナカニイル…」を発刊（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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takaC
81
最近読んだ『the SIX ザ・シックス』と全く無関係なのかどうか確認したくて通して読んでみたけどTEAMはこの一冊で綺麗に閉じててSIXとは全く無関係だった。そういえは夢人さんがどこかで「続編やシリーズ物は書かないよ。書きたい人が勝手に書いてくれれば良いよ」と語っていたのを読んだような記憶も薄っすらあるな。どこだっけか？2015/07/14
財布にジャック
66
井上さんは短編も巧い！んですが、やっぱり読み応えのある分厚い長編には及びませんでした。１話ずつのオチはちょっといや～な気分にさせられるものが多めでしたが、最後の最後にこう来たかというラストで読後感はすっきりでした。霊能力者という設定はワクワクしましたが、短編なせいか小さく纏まってしまったようです。次回はスケールの大きな作品を是非是非期待してます。2011/05/26
ゆきちん
49
初読みさん。偽霊媒師「能城あや子」を造り上げてる4人組チームのお話８つ。霊媒師役は盲目で耳もほとんど聞こえない。「視えてる」ふりをするために犯罪行為を犯してるんだけど、結局いいようになる、みたいな展開。飽きてきたかな、と思ったらインチキを暴こうとされたり、チームの過去の話になってキレイなラストでした。サラッと軽く読みたいときにいい感じ。2017/02/26
ピップ
24
霊能力者、能城あや子とそれを支える調査チームの話。霊能力と思わせるために、完璧な調査を行うというクライムノベルです。とにかく痛快な連作短編でした。みんな優秀で、小説的には多少ピンチで苦しまないとおもしろくない気もするんだけど、難なく切り抜けるのがかっこいい！そして、最後の稲野辺の奥さんの言葉がすごく良かった。信じる者は救われる。信じてる限りすくわれるってのはある意味本当ですよね。2020/02/14
うさっち
22
霊媒師・能城あや子と彼女を支える凄腕調査チームの連作短編集。霊視相談者をチームが調べ上げ、思わぬ事件の真相を暴く！まるでスパイ映画のようでスリルがあり爽快♪インチキを暴こうと記者が登場してきたあたりから、もうハラハラしっぱなしで面白かった。続編を出してほしいけど、あのラストだとどうなんだろう？2014/09/09
