内容説明
こどももおとなも人生はハプニングづくし。東京・世田谷線沿線を舞台に描く、ささやかな変化と希望の物語8編。『笑う招き猫』の著者による、待望の小説すばる新人賞受賞後第一作。
著者等紹介
山本幸久[ヤマモトユキヒサ]
1966年、東京都八王子市生まれ。89年、中央大学文学部史学科卒業。内装会社勤務を経て編集プロダクション勤務。2003年秋、『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。現在、世田谷区在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
68
未読の山本幸久さんを図書館で見つけた。2作目か3作目くらい?まだまだ書き慣れてない感じが初々しい。舞台は世田谷線。昔は玉電って言ったんだな。都内でもあまり行かない、迷子になりそうなエリア。8篇の短篇が少しずつ重なって行く作りは、今もつながる山本幸久さんらしい。ホノボノ読めました。2020/09/26
takaC
65
世田谷線沿線で緩くつながった人々が登場の連作短編集ということね。軽めに流し読む感じだった。文庫は永久積読になるかも。2013/01/16
星群
51
世田谷線なんていわれても、そこから遠く離れた場所に住む私は、よくわからない。けど、ボルゾイのゴスケ、犬他の散歩代行さん、世田谷もなか、雑貨屋さん。繋がりを見つけて、確かに、この世界は、繋がっているのだと、実感しニンマリする。お気に入り『犬がわらう』と『意外な兄弟』。全てが、ハッピーな結末ではないけど、そう悪いものでもない。はなうたを唄いながら、スキップしたくなる。 2013/02/18
しょこ
44
ほっこり系の話を期待して読んでみたが、何気な~い日常を綴った話で…あ、終わっちゃったと言う話が多かった印象。だからなんだか物足りないー(;´∀`)読み進むほど、前半の短編とどこかしら繋がりがあったのが良かったな。イチニサンポの彼は、犬他まで逃がしてしまった…(´艸`*)その後、社長の前であたふたしてる姿が目に浮かぶ。笑。2018/10/12
達ちゃん
42
山本さんらしいほのぼの短編集。微妙なつながり具合が心地よい。2018/09/15




