内容説明
なぜ母に疎まれるのか。雑木林や山の斜面で、不安を抱えたまま日暮れまで冒険していたあの頃…。少女の日の孤独と悲しみを記憶の再生の中にうつしだす作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石倉良の
1
読む前にちょっとした内容でも知っていたら多分自分は手にはしないであろうな、と感じた。 3編とも、子供の、あるいは子供時代のつらい思いが綴られてて、読んでいてとても重くつらい気分に。 でもその子の目に映る風景だったりの描写にひかれてか、あるいは最後まで読むことで救いを求めたのか…投げ出さずに読め ました。2015/01/24
runorio
0
児童虐待を描いた三篇。胸が締め付けられる。自分の育った環境は恵まれていたのだと再確認、いつだって、これが普通ではないのだ。自分の子供たちに優しくしたいと思う。2010/08/31