内容説明
人生の秋―ふと見つけてしまった遠い昨日の忘れもの。抒情豊かに名手が描く、人それぞれのたそがれ模様。
著者等紹介
志水辰夫[シミズタツオ]
1936年12月17日、高知県生まれ。出版社勤務を経てフリーライターに転身。81年、長編冒険小説『飢えて狼』で作家デビュー。86年、『背いて故郷』で三九回日本推理作家協会賞、第四回日本冒険小説協会大賞を受賞。2001年、『きのうの空』で第一四回柴田錬三郎賞を受賞
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感想・レビュー
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ミカママ
49
これほど内容が、帯通りな作品もめずらしい。「人生の秋ーふと見つけてしまった遠い昨日の忘れもの」。私自身の人生も、初秋に差しかかっている今、どれも身につまされる短編集でした。シミタツさん、今は時代物のみ書かれているそうですが、もう少し私は現代作品を堪能させていただきます。2014/05/07
takeshi3017
1
8つの話からなる、定年後の男が中心の話がほとんど。 男と女の情の話、男の過去とのおりあいの話などなど。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file2/neta5303.html
よっしい~
1
不自然に旅立った肉親、母・妻・姉・弟との辛い関わり、人は孤独になり、認知症が迫っても生き続け、心は途方にくれ迷う。 この人の物語はいつも胸をうつ。2013/02/22
かめぴ
1
2003年の本。だけど、一番乗りっ♪誰も彼もが、自分の意思とは関係なしに生きいそいでいる。でも、ちょっとしたキッカケでそれこそ、坂を転がり落ちるかのように、結果的に生きいそぐ事になる事って、あるよね。妙に心にくるわぁ。2009/12/05
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