内容説明
往復エッセイで綴る親子の対話。
目次
小綬鶏の家
アリスのアパート
私が初めて文章を書いた時
甲虫類の音
「天上の花」の頃
短い詩のこと
アングラ全盛「毛皮のマリー」
大人子供
西ドイツとホコリ
消えもの
ミニチュアの街
夢の中の家と「こんな女に誰がした」
自画像という他人
「なにもしない」と「これでもか」
木刻の顔
ノンレジスターの優しい虎になりたい
フィクションの世界だから
世界で一番淋しい場所
昔のアルバムと「時効」
朽木の虫
終り良ければ、すべて良し
思い出の孵化
著者等紹介
萩原葉子[ハギワラヨウコ]
1920年東京生まれ。1959年『父・萩原朔太郎』(日本エッセイスト・クラブ賞)を刊行し注目される。小説、エッセイの他、ダンスに関する著書もある
萩原朔美[ハギワラサクミ]
1946年東京生まれ。初期の「天井桟敷」で演出家として活躍。現在、多摩美術大学教授、映像作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。