内容説明
OLからホステスへ。失恋をきっかけに「銀座」に足を踏み入れたリュウ。競争。嫉妬。いじめ。女たちの愛と野望が渦巻く世界で、しだいに「銀座の女」になっていくリュウが見たものは。著者初の長編小説。
著者等紹介
室井佑月[ムロイユズキ]
1970年青森生まれ。モデル、レースクイーンなどの職業を経て、1997年に短編「クレセント」を発表。1998年に短編集『熱帯植物園』を上梓
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゃらぶ
7
室井さんってどんな本を書いてるんだろう?という感じで読んでみました。読みやすいですが、何か残るものはなかったです。夜の銀座の裏側って本当にこんなコワイのかしら?高給もらうのには簡単ではないですね、どんな仕事も・・・。2015/01/21
そのぼん
3
夜の世界に生きる女性たちの物語でした。華やかだけど、なんだか淋しくなるストーリーでした。2011/11/27
4545
1
初・室井佑月? OLが、銀座のホステスに成り上がっていお話。実体験がベースにあるのかな。スルスル読めて面白かったです。2021/01/24
碧子
1
初めて室井さんの作品を読んでみました。読みやすかった。銀座で働く夜のお姐さんのお話。ああいう世界ってリアルでこういう感じなのかしら。嫌がらせとかとてもひどいやり方だったし、一緒に働いている人にいたっては誰も信じられない感じ。煌びやかで華やかな世界の裏にはいろいろあるんだろうなーと思いました。2013/06/25
しわじい
0
要するにホステスの世界を描いたということなんだろうか。お店の中での競争が激しく、そして陰湿ないじめもある。また、黒服と言われる、男性店員との関係。なるほど、そんなことはあるだろうと想像はできる世界だけれど、それを詳しくきっちりと書いている。特に何か事件があるわけではなく、いろいろな障害を乗り越えて立派なホステスになった、ってことだけ。ホステスの世界に興味でもあれば、面白いのかもしれないが、興味もないし、行くこともないからなぁ。2013/06/26