内容説明
三国志―舞台は、華北から長江へ!中原に覇を立てた曹操は遂に南下、中華統一を目指す。孫権は劉備と同盟して「赤壁」に迎え撃つ。三国志の世界は、長江流域へと拡大してゆく。
著者等紹介
伴野朗[トモノロウ]
1936年7月愛媛生。東京外国語大学卒。朝日新聞外報部記者、上海支局長などを勤める。76年「五十万年の死角」で江戸川乱歩賞受賞。歴史と冒険・推理を組み合わせた作風で独自の世界を展開。主著に「大航海」「大遠征」「太陽王武帝」「孫策の死」「始皇帝」「三国志 孔明死せず」他。この7年間、「呉・三国志―長江燃ゆ」(全10巻・5冊)書き下しに全力投球す
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感想・レビュー
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衛兵
16
惜しいかな。余計なところを削ぎ落とせば、それなりに名著となっていたものを。三国志の小説にアドレナリンだのチアノーゼ現象だのはそぐわない。明だの孫文だの未来の話もいらない。呉下の阿蒙の話も繰り返す必要はない。劉備が入蜀したのにまだ三冊も残ってるよ。2020/08/22
マッピー
12
『呉・三国志』と言いながら、やっぱり諸葛亮が出張ってきます。元々あまり劉備が好きではないのだけど(口ばっかり理想主義で、行動が伴わないところ)、諸葛亮のこすっからいところが嫌いだということを自覚しました。なんて書くと、いろいろな方向に敵を作りそうだけど。呉の視点で劉備や諸葛亮を見ると、盗っ人猛々しいとはこのことか!と思う。で、赤壁の戦いが終わり、周瑜が病死して、私の知っている呉が終わってしまいました。次巻からはまっさらな気持ちで呉の歴史を読んでいきたいと思います。2019/06/19
へたれのけい
5
呉・三国志ですが、主役は曹操、劉備、孔明となっちゃいます。孫権も頑張らなあかんな。2015/01/18
かずお
1
★★★★☆2021/02/12