内容説明
旗本の当主、息子、奥方に、御落胤がまきおこす人間模様。徳川三代将軍家光の時代から江戸後期まで、牛込界隈を舞台に描く時代小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
17
牛込御門界隈を舞台にした短編集。『奥方行状記』のやんちゃ姫と大久保忠香の組み合わせが楽しかった。ここで登場する荻野沢之丞のこの時点での思い切りの良さもいい。松井今朝子さんの作品を読み返したくなった。2018/10/18
ひまり
2
牛込御門の遺構を前に、亡父が披露した俗説を偲ぶ「私」の思考に乗っかって、江戸時代のこの地に生きた人達の愛憎や陰謀や遊びをちょっとずつ覗いてゆくような短編集でした。それぞれ年代もバラバラで派手さもないけれど、通して読むと、今自分が我が物のように立ってる所も、沢山の人の営みの舞台になって来たんだなぁという気分になりました。 2015/03/06
山内正
1
大垣藩江戸詰め高岡三郎は三年前妻を亡くし江戸暮らし初老で死んだ友真野庄兵衛の墓参りが楽しみで 帰りに茶店に寄る 若いおすがが 何かと気を付けてくれほっとする 今何故か涙がでる嬉しかった おすがが可愛いと墓に向かって呟く 年甲斐もなく笑う。 ある日店でおすがが男に脅されていた、男を付けて土手の道で切り捨て 次の日茶店に行き美味いお茶と そんなに褒めて頂いてと手を合わせ拝む仕草をする。2019/02/04
Hisashi Tokunaga
1
これを題材にしたか!!2012/05/29
星落秋風五丈原
1
美しい城で暮らした 千姫(二代将軍秀忠娘)は、「二人は、いつまでもいつまでも 幸せに暮らしましたとさ」と、昔話の姫様のような人生を送ったに違いない。 子供の頃は、そう信じていた。 ところが、歴史はお伽話ではなかった。しばらくして耳に入ってきたのが、 姫路城主だった二度目の夫の死後、江戸の竹田御殿に住んだ千姫は、 夜な夜な若い男を引きずりこみ、男達は二度と戻って来る事がなかったと。 さて真相は、あなたはこの本と伝説とどちらを信じますか?2003/02/09
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