虹物語

虹物語

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087741339
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

彼女には、一度その人柄に触れたら絶対忘れられなくなりそうな気品が備わっていた―青年は、偶然に知り合った女性に突然の恋心を抱いてしまった…。彼女のすべてを知りたいという思いから、自分にしか見えない世界に入りこんでしまう―表題作『虹物語』をはじめ、『いつか浦島』、『きみにかぐや姫』、『身ぐるみシンデレラ』、『プレーオフ』の5作品を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

70
思わぬ出会いから恋に落ちる。何かと障害物になるような出来事が立ちはだかりながらもわずかずつでも心が歩み寄る感じが伝わってくる。浦島、かぐや姫、シンデレラ・・・おとぎ話になぞらえたようなタイトルそして出来事・・・。ハッピーエンドとは言い難いけど可能性がゼロではない恋なので後味も爽やか。タイトル作品「虹物語」だけが異なる空気感だった。でも、嫌いじゃないつくりで印象に残る作品。志水さんの作品は今回2冊目だけれど、志水さんの描くバリバリのサラリーマンのちょっと疲れた雰囲気が「虹物語」にもにじみ出ている気がした。2013/03/10

tetsu

0
★4 虹物語はちょっとだが、他は志水が理想とする女性像が出ていたような気がします2009/01/05

tai65

0
☆5つ2009/02/15

jjj

0
「謝ることはないさ。抜擢されたことで、妙なプレッシャーを感じているんじゃないかと思ってね。すこし気を楽にしてやろうと思ったんだ。きみを見ていると、なんでも目一杯という感じがしてすこし息苦しい。なにごとによらず、やりすぎというのはよくないよ。きみは能力があるから平気だろうが、周囲は相当つらいはずなんだ。秀才型の人間にありがちのことだが、人に自分と同じレベルを要求したり、下まで降りて行なかったりするのは、部下の身になってみるとつらいことなんだよ」(200頁)この物語のなかで、心に残った一文です。2023/06/16

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