内容説明
浅草にある玩具月報社に勤める“僕”と儚げな“彼女”。揺れる心が愛に変わる時、僕たちは同じ月を見ていた。小説すばる新人賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
84
写真がないと女性かしら?と思ってしまうようなほんわか系の作品だった。小説すばる新人賞受賞作ということで、長年作家生活をしている人とは違う、すれていない感が気に入りました。主人公はどこに向かっちゃうのかなぁ・・・って先が気になってしまったけれど。人の生き方ってあっちふらふら~、こっちふらふら~って迷いながらなんだなぁとあらためて考えさせられる。決まりきった行動とか言動なんて本当に本物なのかな?とかね。私も人から見たらふらふら~かな?ともうアラフィフなのに迷ってばかり。上野さんの他の作品も読んでみたい。2013/10/29
ジュール リブレ
25
最近、お仕事小説で売り出し中の上野歩さんのデビュー作とのこと。どこかに片鱗があったりするけど、あまり読まれてないのも、またやむなしなのかな。浅草界隈の玩具街を舞台に業界誌の記者が、少しだけ成長して、そして、人と出会い、別れていくお話。以上。2019/06/05
gontoshi
2
テンポ良く読めました。 色々な恋があるのかな……2023/12/02
更紗
2
特に感想を持たない本だった。2014/07/02