内容説明
私、貴子は強姦にあった衝撃から、実の弟と寝た女―。近親相姦と家族愛のはざまで揺れうごく彼女がたどりついた場所とは…。注目の作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねの
2
主人公の性格とどろどろした性が混在して終始生々しい雰囲気がある。 人との距離が近く濃密な環境で常識の垣根がなくなる怖さ。主人公と弟がその狭間でもぞもぞともがいている様がなんとも思春期含めたじりじり感。 周りも個性的なキャラ揃い。 自分のスタイルが確立してる人でも他人の存在を必要としている。むしろそういう人こそ、他人とのかかわり合いにより自分を咀嚼してるのかもしれない。 読後は意外にさっぱり感あり。 2012/05/30
yacchi
1
女として あまりにも衝撃的な事の すべてに遭遇した貴子は それらを流れのままに受け入れ、あろうことか自らを静かに武器にしてしまう。「ありえない女」と思わず眉間にシワを刻みながら読み終えた。けれども貴子の行動は無意識のうちの自己防衛ではないかと ふと思う。強姦、近親相姦、同性愛、セクハラ。それらを事件にしてしまえば 自分は被害者になる。さらし者になる。そんな屈辱は耐えられない。まるで、二重人格になることで人格を保っているように・・・。 受け身からの攻撃、征服。そう考えると貴子をいとおしくさえ思えてしまう。 2013/05/08
ばさし
1
ガラパゴス。登場人物皆の関係がちょっとずつズレていて、ピッタリはまらないパズルのピースのようにどこか歪な印象を全体を通して受けたのだが、そういう全員の相容れなさが魅力の作品。作者は女性なのだが、フェミニズム全開な文章でもなくむしろ吐き気がするような女性に対する台詞が作中出てくる。けど、そういう女性への尊厳のない行為を主人公が冷めた視線あるいは究極に生理的なものとして受け止める事でこうした侮辱を制することになるのかな。2013/03/29
ni-ni-
0
三島先生再び登場。「F式・夏」と時系列が少し被ってるのかな?というか、藤乃がふったとは思わなかった。三島先生がまだ藤乃のことを思いっきり気にしている辺り、二人がよりを戻すのは近そうだな、と思ったり。他にもレズビアンのキャラが登場。弟と肉体関係を持つ本筋はちょっと好みじゃなかった。2009/03/27
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