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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087735338
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

セロニアス・エリスン(通称モンク)はアフリカ系アメリカ人で、大学で教鞭をとりながら小説家として文学的な作品を書いている。彼の目からみると黒人を売りにしたレベルの低い作品が世間ではベストセラーとなっていた。モンクは三年ぶりにロサンゼルスから実家のワシントンに帰り、医師の姉や高齢の母に会う。姉からは母は物忘れが目立つようになり、金銭的にも困りそうだと告げられる。ロサンゼルスに戻ったモンクは教授昇進が決まったことを知るが、小説は十七社から出版を断られていた。エージェントからは「黒人らしさが足りない」などと言われる。
その後、姉が事件に巻き込まれて再度ワシントンに飛んだモンクは、兄が離婚して多額の借金を抱えていることを知った。モンクは母と家政婦が住む家に引っ越して休職する。エージェントに電話をすると、小説はさらに三人の編集者から断られていた。
モンクは亡き父の書斎に入り、父が使っていた古いタイプライターで小説を書き始める。一気に書き上げたその中編小説は、モンクにとって到底発表できないような低俗極まりない作品だった。しかし、別名スタッグ・リーで書いたその原稿をエージェントが大手出版社に送ったところ絶賛され、多額の契約金で出版されることに。モンクは、やりとりは基本的にエージェント経由とし、決してばれないようにスタッグ・R・リーを演じようと考えるが、作品は非常に大きな注目を集めていき……。
2024年アカデミー賞脚色賞を受賞した映画『アメリカン・フィクション』原作小説。
(ERASURE by Percival Everett)

【著者略歴】
パーシヴァル・エヴェレット
Percival Everett
1956年米国ジョージア州生まれ。アフリカ系アメリカ人作家。南カリフォルニア大学卓越教授。『ジェイムズ』(木原善彦訳、河出書房新社)で2024年全米図書賞、2025年ピューリッツァー賞などを受賞。著書にブッカー賞最終候補作『赤く染まる木々』(上野元美訳、早川書房)、ピューリッツァー賞最終候補作『Telephone』ほか。本書を原作とした映画『アメリカン・フィクション』が2023年に公開され、アカデミー賞脚色賞を受賞。

【訳者略歴】
雨海弘美(あまがい・ひろみ)
翻訳者。訳書にミシェル・ザウナー『Hマートで泣きながら』(集英社クリエイティブ)、クレア・ノース『ハリー・オーガスト、15回目の人生』(角川文庫)などがある。


【目次】

内容説明

「魂」を売って書いた「黒人小説」が運んできたのは、幸運か、破滅か―?大学で文学を教える売れない黒人小説家セロニアス・エリスン(モンク)。作品は「黒人らしさ」が足りないと評され、なかば捨て鉢になって書いたFワード満載の低俗な「黒人小説」がまさかの批評家たちから絶賛、全米ベストセラーになってしまい…。アカデミー賞脚色賞受賞、映画『アメリカン・フィクション』原作!

著者等紹介

エヴェレット,パーシヴァル[エヴェレット,パーシヴァル] [Everett,Percival]
1956年米国ジョージア州生まれ。アフリカ系アメリカ人作家。南カリフォルニア大学卓越教授。『ジェイムズ』(木原善彦訳、河出書房新社)で2024年全米図書賞、2025年ピューリッツァー賞などを受賞。著書にブッカー賞最終候補作『赤く染まる木々』(上野元美訳、早川書房)、ピューリッツァー賞最終候補作『Telephone』など。本書を原作とした映画『アメリカン・フィクション』が2023年に公開され、アカデミー賞脚色賞を受賞。ロサンゼルス在住

雨海弘美[アマガイヒロミ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

42
結局、消失したのは一体何か。自我か境界か、それとも社会に蔓延る虚妄(フィクション)か。アメリカ、引いては世界の骨格を蝕む”偏見”という病が、あまりにも鋭い風刺によって丸裸に剥き出される。もし自分があの作中作をいきなり読まされたとしたらどう思っただろうか。「真に迫った黒人の物語だ」そう考えた可能性はないか。主人公モンクが生み出し自ら嫌悪するフィクションを読んだときの感情と、現実の家族への(一種平凡な)苦悩との対比が、読者に対する何重もの問いかけになっている。滑稽でもあり痛快でもあり、恐ろしくもある傑作。2026/01/08

ケイティ

33
原作は2001年刊行とは思えないほど今の時代感。知性派作家で大学教授のモンクは、金稼ぎのためやけくそで執筆した世間が求める「黒人らしさ」を徹底させた悪趣味小説が、社会現象になるほど大ヒットしてしまう。そのシニカルな状況を描くと同時に、エリート医師家庭の歪みや母の介護、亡き父親との関係など家族小説でもある。モンクの人生の光と影、自意識とステレオタイプへの葛藤など深く考えさせられる。シリアスな問題を描きながら痛快エンタメとしての完成度が見事。多様な作品の引用や哲学者と芸術家の対話を織り込んだ構成も絶妙だった。2026/03/17

おだまん

11
アメリカン・フィクションの原作。これも既作同様黒人差別を扱っていますが、舞台が現代で、入り込みやすい。風刺も多々。家族環境も含めた主人公の閉塞感や作中作の卑下っぷりが痛々しく、焦燥感が迫ってきます。大成功をする話ではあるのですが彼の消失したものを思うと。映画、これは観たいな。2026/01/28

アヴォカド

10
偏見やステレオタイプはいけない、つまらない、それこそが差別につながると、割と誰でもわかっていながら、割と易々とそこに陥る。もちろん”ステレオタイプ”に対する皮肉と挑戦であり、さらに、読者や批評家、名作とされる小説や文学に対する皮肉と挑戦でもあるよね。ユーモアも含まれながら、嫌でも我が身を問い質される。2026/01/15

zoumurasan

6
めちゃくちゃ面白かった。黒人ぽくない小説を書く売れない小説家がまさに黒人的本を書いたら売れたのだけど売れた事実さえも認めたくなくてドタバタする。そもそもやけになって典型的な黒人の小説を書いた理由も母親がアルツハイマーで施設に入るお金を稼ぐ為(だったのだろな)。本来の自分では何しても上手くいかず世間の典型的黒人の本を書けばヒットするなんて読んでる側からしたら面白いけど本人的にはどうだったのか。読んでてなんか既視感あったのだけどこの本原作の映画で「アメリカンフィクション」見た事あった。今は日本では見れないのか2026/02/25

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