赤の大地と失われた花

個数:

赤の大地と失われた花

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年07月27日 14時17分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 476p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087735017
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

奪われた人生を取り戻す。オーストラリアに咲く花とともに――
30か国で版権を取得。ドラマ化も決定した、少女と勇気の物語。
「自分の物語の価値と力を疑う女たちに、本書を捧げる」――著者

天気のように機嫌が変わる父、優しくも悲しそうな目をしていた母。火事で両親を亡くしたアリスは、わけもわからぬまま、初めて会う父方の祖母に引き取られることになる。連れていかれたのは、オーストリア固有種の花を育てる花農場。そこで働き暮らすのは、世間から爪弾きにされた女たちだった。

心に大きな傷を抱えたアリスを救ったのはオーストラリアのネイティヴフラワーの花言葉、
そして、悲しみを抱えた女たちの強さと優しさ――
自己や虐待、DVなど、自らの価値を失った少女が、自分の言葉と物語を見つけるまでを描く、衝撃のデビュー長編。

The Australian Book Industry Awards受賞、2020年配信ドラマ化決定!

【著者略歴】
ホリー・リングランド
HOLLY RINGLAND

オーストラリアのクイーンズランド州南東、母親の熱帯植物の庭で、裸足で駆け回って育つ。9歳の時から2年間家族と共に北米でキャンピングカー暮らしをしながら各地の国立公園を旅したことがきっかけで、様々な文化と物語に興味をもつようになる。20代の頃、オーストラリア中央部の砂漠地帯にある先住民族のコミュニティで4年間働く。2009年にイギリスへ渡り、2011年にマンチェスター大学で創作の修士号を取得。現在はイギリスとオーストラリア双方を行き来する日々を送っている。エッセイや短編がアンソロジーや文芸誌に掲載され、2018年に本書 THE LOST FLOWERS OF ALICE HARTで長編デビュー。既に30か国で版権が取得され、2019年にはThe Australian Book Industry Awardsの一般文芸書部門を受賞した。配信ドラマ化も決定している。

【訳者略歴】
三角和代
みすみ・かずよ

福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家。
主な訳書に、ヨハン・テオリン『黄昏に眠る秋』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、サラ・プール『毒殺師フランチェスカ』(集英社文庫)、キャシー・アンズワース『埋葬された夏』、ジョン・ディクスン・カー『盲目の理髪師』(以上創元推理文庫)、キジ・ジョンスン『霧に橋を架ける』(創元SF文庫)、ジャック・カーリイ『百番目の男』(文春文庫)など多数。

内容説明

天気のように機嫌が変わる父、優しくも悲しい目をしていた母。両親を火事で亡くした9歳のアリスは、初めて会った祖母に引き取られる。連れていかれた先は、オーストラリア固有種の植物を育てる花農場だった…。自らの価値を見失った少女が、大自然の中をひたむきに生きる、衝撃のデビュー長編。The Australian Book Industry Awards一般文芸書部門受賞。30ヵ国で出版、ドラマ化も決定!オーストラリアの大地を強く生きる少女の物語。

著者等紹介

リングランド,ホリー[リングランド,ホリー] [Ringland,Holly]
オーストラリアのクイーンズランド州南東、母親の熱帯植物の庭で、裸足で駆け回って育つ。9歳の時から2年間家族と共に北米でキャンピングカー暮らしをしながら各地の国立公園を旅したことがきっかけで、様々な自然の文化と物語に興味をもつようになる。20代の頃、オーストラリア中央部の砂漠地帯にある先住民族のコミュニティで4年間働く。2009年にイギリスへ渡り、2011年にマンチェスター大学で創作の修士号を取得。現在はイギリスとオーストラリアを行き来する日々を送っている。エッセイや短編がアンソロジーや文芸誌に掲載され、2018年に『赤の大地と失われた花』で長編デビュー。既に30か国で版権が取得され、2019年にはThe Australian Book Industry Awards一般文芸書部門で受賞した。配信ドラマ化も決定している

三角和代[ミスミカズヨ]
福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

124
作品に花々が散りばめられているが、後半は花の新鮮な香りがしなくなっていった。序盤の少女時代の不安な怯えた日々の中での、母の花たちとの関わりや父との対峙。それらが彼女の中で消化されないまま、場面が展開していく。体験に基づく部分に創作を加えたのだろうが、結局受けとめきれず、解決できていない心の部分が多いのだと思う。確かにドラマには向くかもしれない。2020/01/02

NAO

78
【2021年色に繋がる本読書会】【月イチテーマ イロ】社会からはみ出し行き場を失った女たち、つらい過去から逃げてきた女たち。火事で両親を亡くしたアリスは、ジューンの孫であるというだけでなく、つらい過去に苦しめられているという点でも、その農園に暮らすにふさわしかった。だが、ジューンがかつて両親にとった態度、それをちゃんと話してくれないことから、アリスはジューンと打ち解けることができない。農園を始めたジューンの祖母のあまりにもつらい体験と、そこから考えられた教え。その、なんとほろ苦いことか。2021/03/31

けろりん

59
海の古い夢、子を喪い嘆く母の心臓が地球に落下して穿った窪み、星の母の血から萌え出ずる深紅の花。南半球の赤い大地の豊かで過酷な自然が、伝説と奇跡を纏い、壮大にして華麗な賛歌となって、作品世界を覆います。紡がれるのは、先住民族と白人との間の「黒い歴史」、厳しい過去と現実に傷ついた花たちの復活と再生の物語。美しく独特なオーストラリアの植物とその花言葉が章毎に冠せられ、主人公アリスの心身の成長を暗示します。2021/01/31

星落秋風五丈原

41
黒をバックに咲き誇る色あざやかな花。その中に眠っている少女。眠り姫というには随分とふくよかでノースリーブ。まるで夏の中にいるみたい。彼女の名前はアリス。不思議の国に迷い込んだ少女と同じ名前のヒロイン。彼女もやはり迷っていた。父親はいい人なのかどうかと。する。自然を持って帰ろうとする観光客や自然災害やいろいろな苦難に見舞われながら美しい花を咲かせるオーストラリアの花。オーストラリアのプロデューサー、ブルーナ・パパンドレアの Made Up Storiesが映像化権を獲得。配信ドラマ化が予定されている。2019/10/08

ぽてち

23
すごい作品に出逢ってしまった。妻と幼い娘に暴力を振るう父。その父と母を火事で同時に失い、声を失ったアリスは祖母のもとに引き取られた。祖母の営む花農場で暮らすうちに声を取り戻すが、さらに過酷な試練が彼女を待ち受けていた……。オーストラリアの奇妙な、だが美しい花々と、その花言葉が彩る美しくも胸の詰まる物語。アリスに平穏な暮らしは訪れるのか……。2019/10/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14181547
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品