83・1/4歳の素晴らしき日々

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  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087734935
  • NDC分類 949.33
  • Cコード C0097

出版社内容情報

83歳、ケアハウス暮らし。人生はこれからが面白い!
高福祉国家オランダで空前のベストセラーを巻き起こした大ヒット老人小説
オランダ、アムステルダムのケアハウスに暮らすヘンドリック83歳。ただコーヒーを飲みながら死を待つ日々に嫌気がさした彼は、仲間とともに「オマニド(老いても死んでない)クラブ」を立ち上げる。遠足やカジノなどさまざまな催しを企画して、楽しく生きようと試みるヘンドリックたちだが…。
良い老後とは、人生とは何か。安楽死もある高福祉国家オランダを痛烈に皮肉る、笑いと涙、恋と友情の物語。オランダで30万部の大ヒット小説!
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親愛なる日本の読者の皆さんへ

アムステルダムの北地区と日本の東京都は約9283キロ離れています。文化も9283キロ分、異なっているのかもしれません。ほんとうにそうなのかは、残念ながら日本のことをほとんど知らない年老いたアムステルダム市民の私にはわかりませんが。でも、国や文化の差が大きければ大きいほど、互いに学びあえる、ということは私にもわかります。少なくとも理論上はそうです。瓜二つの人間どうしが互いを高めあうことはあまりないでしょう。
それゆえ私は、オランダの老人ホームでの私の体験が日本でどのように受け止められるのか、非常に深い興味を抱いています。ぜひ皆さんからの感想を聞かせていただきたいです。日本の〈ヘンドリック・フルーン〉はどのように老後を過ごしているのか、日本にも嫌な施設長がいたり、独創的な〈オマニドクラブ〉が存在したりするのか(〈オマニド〉という言葉は少し日本語的に聞こえますね)。
なんといっても私の座右の銘は〈老いてなお好奇心の塊〉なのですから。
日本の読者の皆さんが驚くだけでなく、楽しんだり感動したりもしてくれることを願っています。

心をこめて、ヘンドリック・フルーンより
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谷川俊太郎さんコメント
神は細部に宿る 老いは細部を生きる
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【著者略歴】

ヘンドリック・フルーン
Hendrik Groen
匿名作家。本書は文芸ウェブサイト上で連載され、のちに出版に至った。人口1700万人のオランダで30万部を超えるベストセラーとなり、36か国で版権が取得。本国ではテレビドラマ化も果たした。物語の内容については、「嘘の文はひとつもないが、全ての言葉が真実ではない」とのこと。

【訳者略歴】
長山さき
(ながやま・さき)
1963年神戸生まれ。オランダ語翻訳者。関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了。文化人類学を学ぶ。87年にライデン大学に留学。以降オランダに暮らし、現在はアムステルダム在住。訳書にトーン・テレヘン『ハリネズミの願い』『きげんのいいリス』(以上新潮社)、ハリー・ムリシュ『天国の発見』(バジリコ)、ヘールト・マック『ヨーロッパの100年』(徳間書店)ほか多数。

※数字はすべて2018年8月

ヘンドリック・フルーン[ヘンドリック・フルーン]
著・文・その他

長山 さき[ナガヤマ サキ]
翻訳

内容説明

オランダ、アムステルダムのケアハウスで暮らすヘンドリック83歳。変わらない生活に辟易した彼は、もっと人生を楽しもうと、仲間と共に“オマニド(年寄りだがまだ死んでない)クラブ”を結成する。カジノに行ったり、電動カートを乗り回したり、恋をしたり。しかしそこには手強い施設長や厳しい使用規則、血糖値など、様々な壁が立ちはだかり…。高福祉国家をシルバージョークで皮肉る、オランダ32万部のベストセラー!

著者等紹介

フルーン,ヘンドリック[フルーン,ヘンドリック] [Groen,Hendrik]
匿名作家。日記調小説『83・1/4歳の素晴らしき日々』がオランダで32万部のベストセラーとなる。36カ国で版権が取得され、本国ではテレビドラマ化も果たした

長山さき[ナガヤマサキ]
1963年神戸生まれ。オランダ語翻訳者。関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了。文化人類学を学ぶ。87年、ライデン大学に留学。以降オランダに暮らし、現在はアムステルダム在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GORIRA800

12
オランダのおじいちゃんの日記形式の小説 老後は何もないようでつまらない日常になるんだろうなっと勝手に私が抱いていた諦めに近い未来予想図に猛省 むしろ人生において達観できるようななれたからこそ感じることのできる日常もあるって思えた まあ子供の頃、20代、30代、と同じような日常と感動しかなかったらつまらんもんね 子供の頃が感動できたとか思わないで感動を成長できるっていう可能性を信じていきたい2021/07/23

スイ

12
ケアホームで暮らす83歳の男性の、1年間の日記。 ユーモアたっぷりに語られているけれど、しんどいことももちろんたくさんある。 弱音しか出ない日もある。 それでも、「病気の話と不平不満はうんざりだ!」と気の合う仲間とサークルを作り、めいっぱい楽しもうとする姿にグッとくる。 しかしオランダでも、介護士等現場の仕事をする人達は過酷で薄給なんだなぁ…。2019/02/27

ゆかっぴ

11
とても読みやすいのにとても印象深い作品でした。主人公と似たような状態でいろんな人の手を借りて自宅で暮らす母親を重ねて読みました。自分も老いを感じる年齢となり、考えるきっかけとなりました。85歳を描いた次作も読みたいです。2019/01/13

umeboshi7

10
【購入】★★★★★ たくさんの人に読んでもらいたい1冊。 日本と変わりない高齢化社会の問題、お年寄りの気持ちが、しっかり伝わってくる。 ユーモアたっぷりで、とにかく面白かった。 涙も出たけど、久しぶりに何度も声を出して笑った。 日記形式なので読みやすいし、翻訳も秀逸。2019/06/14

あずき

10
83歳フルーン氏のケアハウスでの日常。オランダでベストセラーとなったのも頷けるテンポの良さとブラックユーモアに満ちている。想像すると笑い事じゃないような様子もクスリと笑ってしまう。一年の日記形式で描かれる老人たちの日常や社会福祉の問題は、日本と同じ悩みを抱えていて、決して人ごとではない。本国では2016年に続編85歳の日記が出ているようなので、こちらも是非翻訳して欲しい。2018/11/20

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