もうひとつの愛を哲学する―ステイタスの不安

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  • サイズ A5判/ページ数 382p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784087734409
  • NDC分類 104
  • Cコード C0098

内容説明

大人の人生はすべて二つの大きなラヴ・ストーリーによって決まる。第一は、性的な愛の探究の物語。もうひとつは世間からの愛―ステイタス―を探し求める物語。この愛の不在に、わたしたちはどれほど影響を受けるのだろう?愛がなくては、わたしたちは自分を信頼できなくなるし、受けいれることもできなくなってしまう。本書ではこのステイタスの不安から抜けだすための豊かなライフスタイルを哲学する。

目次

第1部 ステイタスの不安―なぜ、わたしたちは不安なのか(もうひとつのラヴ・ストーリー;俗物主義が神経を逆撫でする;期待は果てしなく膨らむけれど;実力社会(メリトクラシー)のウソとマコト ほか)
第2部 ド・ボトン先生の哲学クリニック―どうすれば、不安からぬけだせるのか(哲学からの回答―人間嫌いの逆説;芸術からの批評―人間性のステイタス;政治からの提案―社会もステイタスも;俗なるステイタス、聖なるステイタス―死ヲ忘レルナ ほか)

著者等紹介

ボトン,アラン・ド[ボトン,アランド][Botton,Alain de]
1969年、スイス、チューリヒに生まれ、少年期にロンドンに移る。ケインブリッジ大学で思想史を学び、ロンドン大学大学院哲学指導教官をへて、作家となる。『もうひとつの愛を哲学する―ステイタスの不安』で独・フィナンシャル・タイムズ選定年間最優秀経済書賞受賞

安引宏[アビキヒロシ]
1933年生まれ。東京大学英文科卒。「展望」復刊編集、「すばる」創刊編集長をへて、75年「祝祭のための特別興行」(『死の舞踏』所収)で再開第1回中公新人賞を受賞、文筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

125
うーん、微妙。前半はまぁまぁおもしろいところもあったし、自己評価=成功/自負という図式もなるほどなーと思ったけども、後半はつまらないしなにを主張したいのかよくわからなくて、結局どういう結論になったのか不明瞭だった。この著者は「哲学のなぐさめ」という本が代表作らしいからいちおうそっちも読んでみようかしらん。2020/06/15

Uzundk

3
「我々は総じて悲惨な存在だが、ただ考え方を変えるだけで、自分自身をより幸福に出来る」 2つの愛とは性愛と、ステイタス(身分、立場、所属する社会の中での位置)の愛で、本書は特に後者に焦点を置く。羨望、嫉妬、不公平を感じるときなど、その大元である自分は社会が設定した成功の理念に合致することが出来ないのでは無いかという不安について語る。私達の自己評価が他人からの評価に依存する故に、これらの不安はつきまとう。わかる。 時代、評価体系、芸術、哲学、政治からの引用と考察があり、教訓を促す童話的な面白さを感じた2015/05/28

CHACK

1
読みにくい。苦労して読んだのに、誤訳だらけらしく、がっかり。2016/04/19

yooou

1
☆☆☆☆☆2006/06/25

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