内容説明
前作『ウィンドローの呪い』の続編。ウィンドローの呪いは、まだ解けてなかった。ある日、ジョニーは悪い夢で目覚めた。町はずれにある古い校舎に行くと、ゼブルン・ウィンドローと名乗る黒いローブ姿の男に会う。彼はジョニーの脳に直接語りかけ、ウォーレン・ウィンドローの魂がまだ地上をさまよっている、と言う。その夜、ジョニーは昏睡状態に陥った。1880年代に材木業で財をなしたゼブルンは、ハドソン川を見下ろす小高い丘に教会と屋敷を建てた。呪いの原因は、ウィンドロー家に伝わる“契約の箱”とともに消え、ゼブルンが墓に隠したとされる“ウリムとトンミム”に関係がある、とクート教授は推測。チルダーマス教授はジョニーを救うためファーギーと教会のある町をめざした…。
著者等紹介
ベレアーズ,ジョン[ベレアーズ,ジョン][Bellairs,John]
1938‐1991。ミシガン州出身。長らく大学で教鞭をとったのち、子供向けゴシックホラー小説を執筆して、高い評価を受ける。恐ろしいなかにも夢のある道具立てと、子供心を大切にした作風で、大人にもその作品のファンは多い
林啓恵[ハヤシヒロエ]
1961年、愛知県生まれ。国際基督教大学・社会科学科卒
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