内容説明
文化の狭間に異邦人として生きることを問う話題作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
12
スキ・キム著書(翻訳版)初読。07年刊行。手に取ったきっかけは先日読了の鴻巣友季子著書「本の森 翻訳の泉」に言及されていたから。何故か途中挫折。強いて理由を挙げればまず紙面一杯びっしりと活字に覆われていたから。途中から少し改行が施され始めたが、それまで段落が移るまで上下右左びっしりと埋まった活字には心理的に圧倒された。そして突然現れる太字の文章。規則性が判らない。と言い訳ばかり。結局は自身の集中力と動機付けの欠如。巻末の訳者あとがきは興味深い。図書館本なので気が向いたらまた借りて再読。多分ないな。2024/11/03
優
9
第一級。第一級の作品。少し毛色の違うミステリとしても第一級、文学としても第一級。私は日本人なのでこの見地からしか言えないけど、アジアの悲しみ。洗っても切っても抉っても自分から切り離すことのできないアジアという刻印。2024/05/19
takao
4
ふむ2024/04/19
Bonnie
4
少し偶然が重なりすぎるけど、読み応えのある話。文体は好き嫌いが分かれそう。2009/09/14
Maumim
2
両親とともにアメリカ合衆国に渡ってきた韓国人女性の、移民としての葛藤が読みどころ。2018/03/08