内容説明
生命への畏敬。20世紀の初めに生まれ、いち早くそのことに気づき、行動した女性がいた。これは、優れた科学者であり、文筆家であった彼女の残した多くの埋没原稿と書簡でつづる、現代エコロジーの原点ともいうべきひとりの人間の偉大な精神史である。名著『沈黙の春』を生んだレイチェル・カーソンの未公表原稿集。
目次
第1部 若きカーソン―野生生物保護への関心(海のなか;私の好きな楽しみ ほか)
第2部 世界を理解する―自然研究、環境保全への考え(『潮風の下で』に関するイールズ夫人宛てのメモ;失われた世界―島の試練 ほか)
第3部 つながり―生態学、人間社会と自然美(たえず変貌するわれらの海辺;野外観察ノートから ほか)
第4部 『沈黙の春』―科学と利己主義、ガンの転移(消えゆくアメリカ人;生物学を理解するために ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
52
再読。2020/03/16
モート
1
タイトルがもったいない。絶え間ない生と死の攻 せめぎあえが、闘いが、カーソンも含めて書かれている。2020/12/15
てれびん
0
とても美しい話だった記憶がある。
まーじなる・まん
0
日本語版解説の対談でも述べられていたように、産業・学術・政治の重要なポストをもっと多くの女性が占めるようになってこそ、真の意味で社会全体の考え方が変化するのではないかと思う。2011/06/18