内容説明
僕は、リー・マルコム。ケープ・コッドの近くの小さな町に生まれ育った。家族は、親父のフランク、長兄のポール、次兄のジョーイと僕の４人。あと、大きな雑種犬。母親は、僕が２歳の時に家を出ていったそうだ。僕に野球を教えてくれたのはジョーイだった。親父に話してグローブを買ってもらい、キャッチボールから教えてくれた。ジョーイは、高校卒業後１週間目に、交通事故で死んでしまった。町には草野球チームがあり、ケープ・コッド・リーグという野球連盟に属していた。ある日、僕のチームのコーチで、リーグの副会長をしていたジョー・マレッタに頼まれ、ジュニア・チームの審判を代役でやった。この審判ぶりがマレッタに認められ、僕は、１試合１５ドルで、アルバイトでリーグの審判をすることになった。これが、すべての始まりとなった。やがて卒業の時がやってきた。僕は、州立大学へ進学するか、マレッタが教えてくれたフロリダの審判養成学校へいくか迷っていた。誰もが一度は通過しなければならない大人への入口。人生というゲームで出会うさまざまな出来事。アメリカが輝いていた５０年代、素晴らしいアメリカ野球の世界を、審判という変わった視点から描く、爽やかな青春小説。
感想・レビュー
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aki
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下から大リーグの審判に成り上がる物語が大部分と思いきや、差別や偏見に対して主人公がどう対処するのかがメインの話。2009/11/23
