感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まふ
96
1945年の連合軍によるナチス殲滅によりイタリアは解放され、イーダはウゼッペとささやかにローマ市内で生活する。長男のニーノは正業に就かず結局自動車事故による不審死を遂げる。ウゼッペは5歳なのに身体は2歳半ぐらいしかない虚弱児で次第に癲癇症の症状が現れる。イーダ自身も痩せこけておよそ女性らしくない貧相な姿である。ウゼッペは新たに手に入れたマレンマ種のシープドッグのベーラとほぼ一体の生活を過ごす。が、それも長続きせずに死ぬ。イーダはその9年後に精神病院で死ぬ…。⇒2026/06/19
takeakisky
1
45年から。戦争の終結。後遺症。死んだ者と生き残った者の行く末。47年まで。構成は、ごつごつとして不細工。必然性にも首を捻りたくなる章も多い。なのに、語りの後ろに潜むやむにやまれなさ、切実さ、力が否応なく終章まで連れて行く。確かに読まれて然るべき一冊。2023/10/19




