内容説明
B・ホリディなんかブッ飛ばせ!19歳の美貌を含羞でくるんだ朝子のボーカルが古都の夜空を駆け抜ける―。大型新人の魅力満点ハード・ブギ作品。小説すばる新人賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いのふみ
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騙されて京都へ行くことになったバンド一行の数日間。慌しく、怒り、不安のなか過ごす日々が楽しく、ときに怖く読める。その間に潜められた痛く、疚しい記憶がリアルに立ち上がってくる。人生の悲哀。2011/09/19
まつどん
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花村萬月といえば、ノワールっぽい小説を描く人というイメージがある。もっとも短編を1冊読んだことがあるだけなのでよく知らないんだけど。ただ前に読んだ短編で文章力や描写力がすごい作家だと思った。この作品はデビュー作だけあって、なんだか若々しい……のかな。それでも、花村萬月の片鱗というものはしっかりとあるように思った。好みではないかもしれないけれど、無視できない存在だ。2010/10/09
ろーれる
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19歳の奔放な性のお話。バンド話がもっとほしかった。2010/03/08
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- 和書
- 銃口 〈下〉 角川文庫