感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
71
昭和58年、1983年頃の物語。シーナさんと息子の岳君の成長物語。岳君は思春期で難しい年代だがシーナさんさすがです。父と子で同じ目線で対しています。滋味のあるいいお話です。父と子が同じ趣味を持つことはいいことだとつくづく思った。2017/09/10
扉のこちら側
39
初読。丁寧な子育て。父親と釣りに行く息子ってよいなと思う。そしてこれだけ頻繁に旅に行ける椎名氏が羨ましい。2013/04/28
fseigojp
32
椎名誠はSFより私小説がいいと思われる これは最良の一品2015/10/11
カピバラ
20
岳の成長を見守るおとぅの目が優しい!ほのぼのとしたお話です。岳がバレンタインにチョコをもらって、ハガキで返事を書く話が良かった( ´∀`)2011/03/24
抹茶モナカ
19
幼い息子との日々を描く連作の私小説。最初の方はシリーズ化の考えもなかったのだろうし、1つ1つ短編としての体裁を保っている。連作でシリーズ化の気配が濃厚になると、息子の岳少年の釣りへの情熱を軽いタッチで描く私小説となって一般的な椎名誠さんのイメージ通りの本になって行く。父と子の話なので、自分の父親の事だとか、甥っ子の事だとかを考えながら読んだ。もう他界した父親のことは、特に思い出した。椎名さんの不眠症を本で知った後なので、この時点で、もう眠れない日々を送っていたのか、気になった。遊ぶ事も大事だと思える本。2019/10/23