グッナイ・ナタリー・クローバー

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グッナイ・ナタリー・クローバー

  • 須藤 アンナ【著】
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  • 集英社(2025/02発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087718942
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第37回小説すばる新人賞受賞作。

霧の町チェリータウンのモットーは「壊れていないなら直すな」。
酒場を経営する町一番の人気者である父スタンリー、部屋にこもりっきりの兄エディ、そして5年前に家を出て行った母。13歳になるソフィアは町から一度も出たことがなく、独りぼっちでうつむいて生きてきた。

ある日、お向かいに住む無口な老人ミスター・ブラックの家に、風変わりな人物がやってくる。自称「毎週生まれ変わる」ナタリー・クローバーは、夏休みの間だけブラックの元に預けられるという。

町長はナタリーが変なことをしでかさないよう、ソフィアに見張り役を頼む。人の目を気にせず自由気ままに町を歩き回り、自分だけの町の地図を作っていくナタリー。やがてソフィアは、長い間押し殺してきた自分の願いに気づいて――。

孤独を抱えた二つの心が奏でる〈ひと夏の、永遠の物語〉。まばゆくきらめく、エバーグリーンな青春小説が誕生!

内容説明

「壊れていないなら直すな」それが霧の町、チェリータウンのモットー。支配的な父、見て見ぬふりをする兄、家を出て行った母のせいで、ソフィアは毎日をうつむいてやり過ごしていた。13歳の夏、向かいの家に自称「毎週生まれ変わる」ナタリー・クローバーが越してくる。町長から“見張り”を頼まれたソフィアは、自由気ままに歩き回りながら自分だけの町の地図を作るナタリーに強く心惹かれて―痛みに満ちた世界を自らの手で塗り替えるための、決別と旅立ちの物語。2025年最注目のエバーグリーンな青春小説誕生!第37回小説すばる新人賞受賞作。孤独なふたつの魂が奏であう、ひと夏の、永遠の物語。

著者等紹介

須藤アンナ[ストウアンナ]
2001年東京都生まれ。2024年、本作で第37回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

86
父親に支配されている13歳のソフィア。彼女の世界はまだ自分の住む街チェリータウンだけ。ある夏、向かいの家にナタリー・クローバーがやってくる。記憶が1週間しか続かず、月曜になると人格が変わってしまうナタリー。これはそんな2人の5週間の物語。場所を特定できない国や霧に囲まれた街が幻想的で、父からの虐待や仲間外れなどがオブラートに包まれている。友情や成長、旅立ちに視点を集中させ、惹きつけられる作品だった。【第37回小説すばる新人賞】受賞2025/05/11

よっち

27
町から一度も出たことがなく、独りでうつむいて生きてきたソフィア。彼女が夏休みの間だけ向かいのブラック宅に預けられたナタリー・クローバーと出会う青春小説。自称「毎週生まれ変わる」ナタリーが変なことをしでかさないよう、ソフィアに見張り役を頼む町長。自由気ままに町を歩き回り町の地図を作るナタリーを見ているうちに、長い間押し殺してきた願いに気づいていくソフィア。崩壊していく家族、暴力的な父に支配されて、18歳で死のうと覚悟させる環境は厳しいものがありましたけど、かけがえのないナタリーと出会いがあって良かったです。2025/03/31

まる子

26
第37回小説すばる新人賞受賞作。事故の後遺症で記憶が1週間しか保持できない12歳のナタリー。霧の町から出た事がなく、父親から虐待に近い扱いを受ける13歳のソフィアが出会う。ソフィアは18歳で死のうとしていた。彼女の環境がいかに過酷なのかがわかる。1週間毎に元気な、不機嫌な、様々な「毎週生まれ変わる」ナタリーから生きる力をもらい変わっていくソフィア。ナタリーも一緒に歩き、自転車に乗り、歌を歌って、詩を書き、グローブをくれた事を嬉しく思っている。彼女たちなら、何度でも友達になれる!勇気と光をもらったのは…!2025/05/30

信兵衛

23
ナタリーの記憶が一週間ごとにリセットされる、という人物設定もお見事。 そのためソフィアは、週毎にナタリーと繰り返し友情と信頼を築かなくてはならないのですが、コミュニケーションというその行為は、ソフィアにとって何と貴重な成長体験であることか。 安易なハッピーエンドに終わらない処が、また凄く良い。2025/04/06

練りようかん

18
支配的な父を持ち、体も心も傷つけられてる主人公。周りは気づいているはずなのに積極的介入は無しだ。突然現れた夏の間だけの隣人は他者に振り回されず器用で変。主人公にないものを持っていてガールミーツボーイかと思った。しかし違うと思いページを行きつ戻りつその掴めなさが物語へと引き込んだ。特に面白いと感じたのは言葉の力。口から発せられたことで在ると認めなければいけなくなる場面は印象深い。ナタリーの日記と主人公の小説、新しく生きていくことに言語化が寄与する役割は大きい。コミュニケーション不全からの切り返しが良かった。2025/04/06

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