カット・イン/カット・アウト

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718911
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【松井玲奈が4年ぶりに贈る待望の新作小説】

あの日、フィクションのような人生が始まった。

著名な劇作家・野上が主宰する劇団の新作公演初日まで、残り3週間。
晴れてヒロインに選ばれた元国民的子役のアイドル・中野ももは、
野上の厳しい指導に応えることができず、徐々に追い詰められていた。
どうにか端役を手にしたとある中年の女優は、中野ももが憔悴していく様子を気に掛ける。
そして、やってきた公演初日。
幕が上がった瞬間、二人の人生は大きく変わる!

俳優としても活躍する著者が3作目の舞台に選んだのは、「演劇」の世界。
ふたりの女性が織り成す関係は、ゆっくりと、繊細に、絡み合う。
現実にうちひしがれる絶望、強運を手にして舞い上がる歓び、突然やってくる予想外の衝撃。
幾つもの感情を抱えた先の終着点で、それぞれが決断した選択とは――。

「演じる」とは何かを問う、唯一無二の物語。


【著者略歴】
松井玲奈(まつい・れな)
1991年7月27日生まれ。愛知県豊橋市出身。俳優・作家。
2019年『カモフラージュ』で作家デビュー。その他の小説に『累々』、エッセイに『ひみつのたべもの』『私だけの水槽』がある。本作『カット・イン/カット・アウト』が、3作目の小説となる。

内容説明

あなたは突然現れた。まるで「主人公」のように。著名な劇作家が主宰する劇団の新作公演初日まで、残り3週間。ヒロインに選ばれたアイドル・中野ももは、役作りに難渋し追い詰められていた。長年売れず、端役を手にすることしかできなかったとある中年の女優は、舞台に不慣れな彼女が憔悴していく様子を気に掛ける。そして、やってきた公演初日。幕が上がった瞬間、二人の人生は大きく変わる―。「演じる」とは何かを問う、唯一無二の物語。

著者等紹介

松井玲奈[マツイレナ]
1991年7月27日生まれ。愛知県豊橋市出身。俳優・作家。2019年『カモフラージュ』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

90
デビュー作「カモフラージュ」が良かったので、今回も読むのを楽しみにしていました。表紙の装丁の絵も良いです。今回は著者の得意とするアイドルと舞台女優が主人公の複数視点で展開する物語でした。最後に2人が意外な形で再会する甘めのラストシーンでした。著者自身の経験を生かした小説でしたが、さすがに50歳代のマル子さんがアイドルのももの代役を演じるとは思いませんでした。カット・インはマル子、カット・アウトはもものことなのでしょうか。芸能界の裏方を辛口に書くことは難しいでしょうが、今後の作品に期待したいです。2025/05/17

tenori

47
作家・松井玲奈、満を持しての長編小説は期待以上。グループアイドルとして秒刻みで駆け抜けた経験、俳優として舞台や映像作品に向き合う現状が圧倒的なリアリティを放っているのに加えて物語のプロットも秀逸。主演予定の舞台を体調不良で降板してしまう20歳のアイドルと、代役に抜擢された売れない52歳の舞台女優。舞台前後での両者の変化が軸になるが、アイドルを推す大学生と舞台女優のマネージャーの視点が入ることで陰影が強調される巧みな構成。最後にそう繋げてくるんだという驚き。本音の裏側に潜むものを描くのは相変わらず上手。2025/04/16

sayuri

42
元アイドル、現在は俳優で作家として活躍する松井玲奈さんの最新作。「私は誰のために」「僕は何のために」「みんなのために」「あなたのために」「オーバーラン」「カット・イン/カット・アウト」六話で構成された作品。メインとして描かれるのは元国民的子役のアイドル・中野ももと、売れない中年女優・マル子(坂田まち子)自分の居場所を模索し葛藤する二人の女性の心情が丁寧な筆致で綴られる。一話のラストで衝撃を受けこの物語から目が離せなくなった。演劇界を舞台に繊細な描写が光るエンタメ小説。対照的な二人の行く末を見届けて欲しい。2025/05/18

よっち

36
著名な劇作家・野上の劇団新作公演でヒロインに選ばれた元国民的子役のアイドル中野もも。しかし直前で降板してしまい、売れない中年女優マル子が代役に指名される演劇小説。代役として圧巻の演技を見せたことで注目が集まり、オファーが殺到するようになったマル子と、無理はさせられないパッとしない状況に陥っていくもも。その対照的な構図を2人や周囲の人々の視点から描いていて、あの転機がなければと思わずにはいられない、けれどそれでこれまで積み重ねてきた結果でもあるその後の展開に、2人が再び再会する結末もなかなか効いていました。2025/05/06

26
松井玲奈さんの文章、シナリオが大好きです。一目見て新作に飛びつきました。元アイドルという著者様だからこその説得力のある内容でした。大女優と呼ばれる実在する方々こそ、こういったエピソードを持っていらっしゃるのでは?と思う程、あらゆる面でリアルさを感じ、読み進める手が止まりませんでした。 アイドルで演技のお仕事をする方はTVでは珍しくないですが 中野もものように時に追い詰められながらそれを隠し、血の滲むような努力が、演じるという事の裏には常にあるのでしょうね。 面白かったです。次なる新作が楽しみ。2025/04/24

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