いつかの朔日

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087718812
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

竹千代は今に天下を掌中に入れおるぞ――。

室町幕府の権威が低下し、各地で戦乱が巻き起こっていた激動の時代。
松平家が城を構える三河、周辺国である尾張、遠江、美濃、駿河、信濃らが絡む東海地方の覇権争いは熾烈を極めていた。
そんな争いのなかで、織田家ついで今川家の質物として囚われていた松平家の竹千代――後の徳川家康。
数奇な運命を辿った幼少期から天下人へ。
直木賞候補『まいまいつぶろ』の著者が、天下統一を果たした男を鮮やかに浮かび上がらせる十の物語。

【著者略歴】
村木嵐(むらき・らん)
1967年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業。会社勤務を経て、95年より司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、後に司馬夫人である福田みどり氏の個人秘書を務める。2010年『マルガリータ』で第17回松本清張賞受賞、23年『まいまいつぶろ』で第12回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第13回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞し、第170回直木賞候補作品となった。他の著書に『阿茶』『まいまいつぶろ 御庭番耳目抄』『またうど』など。

内容説明

室町幕府の権威が低下し、各地で戦乱が巻き起こっていた戦国時代。松平家が城を構える三河、周辺国である尾張、遠江、美濃らが絡む東海一円の覇権争いは熾烈を極めていた。幼少期から天下人になるまで―様々な視点で戦国一の武将を描く連作短編集。織田氏ついで今川氏に質物として囚われていた竹千代―後の徳川家康。直木賞候補作『まいまいつぶろ』の著者が、天下統一を果たした男を鮮やかに浮かび上がらせる十の物語。

著者等紹介

村木嵐[ムラキラン]
1967年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業。会社勤務を経て、95年より司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、後に司馬夫人である福田みどり氏の個人秘書を務める。2010年『マルガリータ』で第一七回松本清張賞受賞、23年『まいまいつぶろ』が第一二回日本歴史時代作家協会賞作品賞、第一三回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞し、第一七〇回直木賞候補作品となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

153
村木 嵐、3作目です。著者は男性だとばかり思っていたら、女性でした。竹千代、家康の生涯を描く連作短編集、オススメは、表題作「いつかの朔日」&「府中の鷹」です。 https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/sakujitu/2025/02/21

パトラッシュ

140
2代続けて当主が横死した三河松平家は、いつ滅びても不思議でないほど弱体化していた。そんな家を必死に支えた鳥居忠吉ら三河衆は、今川の人質とされた幼主竹千代の帰還に全ての望みを託す。自分たちが散々に苦しんだ世を、いつか彼こそが救ってくれるのだと。やがてその夢は、竹千代が天下人になるとの幻想を抱くに至る。しかし弱いことの惨めさ苦しさを知り尽くした竹千代=家康は、忍耐を重ね好機を逃がさず夢を現実のものとしていく。忠吉から夢を伝えられた孫の元忠らが夢に生き、夢に殉じる姿は、満たされた人生を得られた喜びに輝いている。2024/12/27

みっちゃん

130
よくぞ。年若い当主を2代続けて謀殺により失い、たった1人残った跡継ぎの少年は他家の人質で明日の命も知れない、からの!徳川治世15代の礎を築くとは。人質生活で培われた我慢強い性格と慎重に先を見通す家康自身の才だけではない。艱難辛苦を堪え忍びながら色褪せる事のない、家臣達の家康への絶対的な信頼と連帯感、そして陰で支える女性達の強さがなければ叶わなかった事なのだろう。無意識のうちに、あの大河での松重豊さんで宛読みしていた、石川数正の逐電の顛末を描く『出奔』がより胸に響いた。2025/02/20

hiace9000

128
主君・家康に仕えた鳥居父子はじめとする様々な人物の視点から連作短編で描く一代記。人智を越えた運命の力が天下人の命運を左右した戦国の世、生々世々の流転をたおやかで細やかな描写でふわりと浮かびあげ描く絶品の村木筆力は、さすが歴史小説の第一人者。時間をかけて美文を味わいじっくりと読む。言葉なくともやがて似てくる親子の姿ふるまいや会えないままでもやがて伝わる親子の情。血生臭い覇権争いのなか、家康に忠義を尽くした家士が「空のあわい」に見た幻に象徴される武士の信義と生きざまが胸を打つ。『七分勝ち』には思わず感涙した。2025/04/04

ちょろこ

121
伝わる一冊。徳川家康をというより家臣たちの心が伝わる10話。いきなり知らない武将、阿部大蔵って誰よ?状態のスタートながらも次の章からは一昨年の大河ドラマのおかげで読み進められた。母子の別れを描いた家康の母、於大の章「戻橋」、爺こと鳥居忠吉にスポットを当てた「いつかの朔日」が印象的。いつか天下をと信じて疑わない爺の姿がいい。元忠へと藍色の首巻に託された想い、石川数正出奔理由といい家康は本当に家臣たちに想われ支えられてきたことがひしひしと伝わる。「儂はもう厭じゃ!」最終話、人間臭い家康の姿を味わえて良かった。2025/01/12

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