ジョニ黒

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ジョニ黒

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718539
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

1975年、横浜。少年アキラと“犬”とのひと夏の冒険が始まる――
4年前、海水浴中にはぐれてしまった父さんは今もまだ帰ってこない。
あれ以来、母親のマチ子は時々どっかから拾ったオスをつれてくるようになった。
日出男はその「オス犬」のひとりだった。
欠落を抱えて生きる大人たちと、鬱屈を抱えて生きる子どもたち。
ままならない世界の哀しみと愛しさが胸にこみ上げる、すばる文学賞受賞作『ミシンと金魚』著者待望の最新作!

■著者紹介
永井みみ(ながい・みみ)
1965年神奈川県生まれ。
2021年『ミシンと金魚』で第45回すばる文学賞を受賞しデビュー。
同作は三島由紀夫賞、野間文芸新人賞にノミネートされ、「ダ・ヴィンチ編集部が選ぶプラチナ本OF THE YEAR! 2022」に選出された。

内容説明

少年と「犬」との、ひと夏の物語。四年前、海水浴中にはぐれてしまった父さんは今もまだ帰ってこない。あれ以来、母親のマチ子は時々どっかから拾ったオスをつれてくるようになった。日出男はその「オス犬」の一人だった―。欠落を抱えて生きる大人たちと、鬱屈を抱えて生きる子どもたち。ままならない世界の哀しみと愛しさが胸にこみ上げる“詩小説”。

著者等紹介

永井みみ[ナガイミミ]
1965年神奈川県生まれ。2021年『ミシンと金魚』で第45回すばる文学賞を受賞しデビュー。同作は三島由紀夫賞、野間文芸新人賞にノミネートされ、「ダ・ヴィンチ編集部が選ぶプラチナ本OF THE YEAR!2022」に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

217
永井 みみ、2作目です。本書は、1975年横浜南区小学生ノスタルジー小説でした。著者と同い年なので共感は出来ますが、舞台も物語も渋すぎました。「ジョニ黒」って何かなと思ったら、そのままでした(笑)🥃 https://www.bungei.shueisha.co.jp/interview/jyonikuro/2024/01/20

hiace9000

125
冒頭2行で作品世界に投げ込まれる。'79年 横浜下層の下町、猥雑で不完全で不器用な大人達がアキラの夏休みを彩る。前作では老女の懐古する母娘を、今作は正反対の、9歳少年が見る父親的な人々との日々を描く。亡くした父の面影を追うアキラの父性探しには、孤独や鬱屈や焦燥感が確かに根底にある。しかし真夏の炎天下は生々しく明け透けな解放感をもって淋しさや悲壮感を蹴散らし、少年を我武者羅に疾駆させる。"ジョニ赤"を混ぜ込んた"ジョニ黒"を前に「ニセモノじゃぁないの」とケン坊が語った真意、それが読後じわり…と効いてくる。2023/12/27

モルク

120
1975年横浜市南区を舞台にした小学4年のアキラの夏物語。当時この地といってももっと奥の方駅からさらにバスに揺られていった所に友人の家があり馴染みがある所だったので期待大。そして著者の「ミシンと金魚」がよかったのでさらに楽しみにしていた。あるあるの昭和の夏。逞しい子供たち、友人モリシゲの犬ヤマトとのテレパシー会話。しかしなかなか難解。ジョニ黒の瓶にジョニ赤を足す、まがい物に溢れ、わかっていながらそれに手を出す。そんな時代だった。2024/04/01

とん大西

109
思春期というには早い少年時代、そのひと夏。大好きだった父も遠い彼方。微妙に揺れ動く少年のココロを知ってか知らずか周囲の大人達のケセラセラ。あぁ、とはいえ古きよき昭和な横浜か。母マチ子にヒモの日出夫に親友モリシゲ。特別じゃない彼らとの日常。淡々と紡がれるもの、唐突に終わりを迎えるもの。それでも、どれもこれもアキラの夏の日々。正直なとこ、深掘りされた心象風景にときおり置き去り感をおぼえるが、普遍の日常がゆったり流れる行間は嫌いではない。2024/01/21

fwhd8325

107
前作ほど心は揺さぶられなかったけれど、どこか既視感を感じさせてくれる夏の物語は決して嫌いでは無い。夏は、確かにこんな気持ちになったことがあると思いだした。大人も子どももない街の景色。子どもはそうやって成長していくのだ。2024/02/03

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