あの光

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087718454
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ハウスクリーニングサービスで働く高岡紅は、丁寧な仕事と気配りで依頼人からリピート指名が入るほど信頼を得ていた。だが、入社当時からさほど変わらぬ待遇や問題の多い部下に腐心する日々に疑問を抱いていた。そんな折、母・奈津子から独立を後押しされ起業を決意する。仕事は軌道に乗り、リピート客である船場薫の強い勧めで新事業「開運お掃除サービス」を立ち上げる。薫の仕掛けで紅のブログがインフルエンサーの目に留まり、書籍化も決定。初セミナーも大成功を納め、カリスマ指導者として一躍時の人となった。そんなある日、紅のメソッドを曲解した一部の会員の行動がSNSで批判され大炎上。窮地に追い込まれた紅は起死回生を試みるのだが……。承認欲求と自己啓発の闇を撃つ問題作。

【著者略歴】
香月夕花(かつき・ゆか)
1973年、大阪府生まれ、東京都在住。京都大学工学部卒業。2013年「水に立つ人」で第93回オール讀物新人賞を受賞。2016年「Anchor Me」が第23回松本清張賞の最終候補に。著書に『水に立つ人』『永遠の詩』『昨日壊れはじめた世界で』『見えない星に耳を澄ませて』などがある。

内容説明

ハウスクリーニングサービスで働く高岡紅は、丁寧な仕事と気配りで指名が入るほど信頼を得ていたが、待遇の悪さや部下の対応に腐心する日々に疑問を抱いていた。そんな折、十代から水商売で身を立てた母・奈津子から独立を促され起業を決意。仕事は軌道に乗り、親しい顧客の勧めで「開運お掃除サービス」を新たな事業として立ち上げる。そんな紅のブログがインフルエンサーの目に留まり、書籍出版とセミナー開催の運びに。経験を活かした実践術と母親譲りの弁舌で聞くものを魅了し、一躍時の人になるも、ある日、紅のメソッドを曲解した教え子の行動がSNSで批判されているという知らせを受ける。窮地に追い込まれた紅は起死回生を図るのだが…。

著者等紹介

香月夕花[カツキユカ]
1973年、大阪府生まれ。東京都在住。京都大学工学部卒業。2013年「水に立つ人」で第93回オール讀物新人賞を受賞。2016年「Anchor Me」が第23回松本清張賞の最終候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

117
「一度つき始めた嘘は、徹底してつき通す他にない」…「開運お掃除サービス」の事業を立上げたころはそんなことも思ってなかっただろうに、自分の意思とは裏腹にどんどんエスカレートして引き返せなくなっていく様子が恐ろしい。そんなまがい物の言葉にも励まされ前を向ける人たちもいると思うと言葉の持つ力は凄いなと感じる。ボロボロになってしまった紅だけど彼女なら本物の愛をいつか誰かに届けられる日がくる。そう信じたい。最終的に紅がどんな風に着地するのか気になって一気に読めたし楽しめました。2024/02/07

itica

88
私たちは日々迷いの連続だ。大小の差こそあれ悩みは尽きることが無い。そんな時に掃除で運が開けるとなれば実践したくもなるだろう。そうか、人はこうやってのめり込んで行くのかと、具体例を示された気持ちで読んだ。ハウスクリーニング会社に勤務する紅(べに)が独立した当初は、こんな目論見はなかったはずだ。弁が立ち、周囲の後押しもあり、掃除開運セミナーを持つまでになった紅。しかし虚像はいつかは崩れ去る。現実にもありそうな怖い話だった。 2024/04/18

ゆみねこ

79
ハウスクリーニングの仕事をしている高岡紅は独立し、「開運お掃除サービス」を立ち上げる。紅のブログがインフルエンサーの目に留まり書籍出版とセミナー開催と一躍人気者に。自己啓発・承認欲求、中々考えさせられる内容に一気に引き込まれた。2024/02/08

えんちゃん

67
虚が実を超えたらあとは崩壊するのみ。ハラハラしながらあっという間に読了。掃除屋から起業しカリスマお掃除コンサルに成り上がった女性の栄光と転落の物語。掃除だけで開運するとは思わないけど、やっぱり綺麗にする心掛けは生きる上で大切。原点に返った紅に射す光は、希望の光でありますように。2023/11/28

シャコタンブルー

67
ゴミ部屋を掃除している時に何気なく客に放った一言が激動の人生への第一歩だった。ハウスクリーニングサービスで働く高岡紅が「開運お掃除サービス」を開始してからはジェット気流に乗ったように順風満帆だ。心を込めて掃除をすれば運気が上がると宣伝し、まるで教祖を崇めるように人々が集まる。「たとえ嘘でも大本に真実があるならば、それは許されるはず」母の言葉を糧に暴走する姿は鬼気迫るものがある。SNSの誹謗中傷で窮地に陥るが栄光から破滅までの落差が凄まじい。「あの光」を求めて圧倒的な臨場感と熱量で最後はカタルシスを感じた。2023/10/26

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