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  • 上田 岳弘【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718409
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「約束して。私のことは跡形もなく忘れる、と」

三〇代の久島は、情報も欲望もそつなく処理する「血も涙もない的確な現代人」として日常を生きている。
だが、学生時代に手紙を交わしつづけた望未だけが、人生唯一の愛として、いまだ心を離れない。
望未は手紙の始まりで必ず「最愛の」と呼びかけながらも、常に「私のことは忘れて」と願い、何度も久島の前から姿を消そうとした。
今その願いを叶えるべく、久島は自分のためだけの文章を書き始める。

愛する人が誰よりも遠い存在になったとき、あらたに言葉が生まれ、もうひとつの物語が始まる。
「永遠の恋人」を描いてきた著者が最高純度で贈る、超越的恋愛小説!


【著者略歴】
上田岳弘
1979年兵庫県生まれ。2013年「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー。15年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞、18年『塔と重力』で第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞、19年「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞、22年「旅のない」で第46回川端康成文学賞を受賞。他の著作に『異郷の友人』『キュー』『引力の欠落』など。

内容説明

久島は、情報も欲望もそつなく処理する「血も涙もない的確な現代人」として日常を生きている。だが、学生時代に手紙を交わしつづけた望未だけが、人生唯一の愛として、いまだ心を離れない。望未は手紙の始まりで必ず「最愛の」と呼びかけながらも、常に「私のことは忘れて」と願い、何度も久島の前から姿を消そうとした。今その願いを叶えるべく、久島は自分のためだけの文章を書き始める―。代替不可能な存在に出会うことは、呪いか、それとも祝福か。超越的恋愛小説!

著者等紹介

上田岳弘[ウエダタカヒロ]
1979年兵庫県生まれ。2013年「太陽」で第四五回新潮新人賞を受賞しデビュー。15年「私の恋人」で第二八回三島由紀夫賞、18年『塔と重力』で第六八回芸術選奨文部科学大臣賞新人賞、19年「ニムロッド」で第一六〇回芥川龍之介賞、22年「旅のない」で第四六回川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

186
上田 岳弘、5作目です。本書は、ラブレター塔ラプンツェル青春恋愛譚でした。令和の時代に『最愛の』何て言う始まりで、恋文を書く人はいるのでしょうか❓https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents_amp.html?isbn=978-4-08-771840-92023/09/23

buchipanda3

109
「恋愛ものはね、いかに結ばれるかを書いているんではないの。今書かれる価値があるのだとしたら新しい結ばれなさを描けるかどうか」。誰もが受け入れるどこまでも現実的な日常に違和感を持つ久道。しかし彼は合理的な現代人の装飾を纏い、現実に巧く適合していた。ただそれは表面的で彼は永遠の想い人という世界を持つことで自分を見失わずにいれたのだ。現実とおとぎ話の世界を結ぶ二人の手紙。それは自分のための最愛の…。だが人はやがて塔(おとぎ話)を降りなければいけないのか。人は現実だけで、想像だけで生きるにあらずという文が残った。2023/12/29

ベイマックス

78
なんだろう、よくわからなかった。ところどころ言葉の使いまわしに「おっ」と感じたりしつつ読んではいましたが、なかなかに記憶に定着せず、分からない感じになってしまいました。2024/03/23

pohcho

61
アラフォーの主人公が過去を回想しながら、今と交錯する形で物語が進む。忘れられない女性・望未との文通。「最愛の」から始まる手紙。大学時代の先輩は吃音で、同級生はちょっと傲慢で、やがてみんな死んでしまうというところまで「ノルウェイの森」を強く思わせる作品(ラプンツェルは緑?)儚く美しい恋愛小説だった。「私のことを忘れて」という言葉の意味が切なすぎて・・。上田さんは「ニムロッド」以来。とても好みな作風なので、他の作品も是非読みたい。2024/02/15

キク

59
すごく面白かった。今年のマイベストに入ってくる。この本の登録数が108件って、世間は上田岳弘を見逃しすぎだと思う。「会うことはできない」という壊れた女性との10年間の文通。「自分を含め誰にも抱かれるな」という条件で、タワーマンションの最上階をあてがわれた女性とのLINEのみでのやりとり。吃る大学の先輩。とんでもない才能がありながら人生を浪費する大学の同級生。明らかに「ノルウェイの森」へのオマージュだ。ググったら、村上春樹とガルシア・マルケスとヴォネガットに影響を受けたと語っていた。まぁ、そうだろうな。2023/11/06

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