出版社内容情報
繰り返されるパンデミック、戦争、格差社会……。
ホモ・サピエンスは三千年間、まったく変わっていない!?
漫画家・文筆家・画家のヤマザキマリが、大英博物館の「マンガ展」担当キュレーターで美術史家のニコル・クーリッジ・ルマニエールを相棒に、歴史をひもときながら現代社会を明るく生きるヒントを探る、対談&エッセイ集。
「人類が三千年間変わらないのは業を持っていること」「不条理と孤独が人を育てる」「ユーモアにこそ知性が必要」など、ともに十代で異国での孤独を味わい、世界各地で歴史とアートを縦横無尽に学び続ける二人が導き出した、力強く普遍的なメッセージが満載。
単行本未収録の漫画「美術館のパルミラ」(ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」発表作品)も収録。
【目次】
Prologue 人類三千年の旅への招待状 ヤマザキマリ
Dialogue 失敗や破綻はすべて過去に書いてある ヤマザキマリ×ニコル・クーリッジ・ルマニエール
第一章 困難なときほど人類三千年の知性に刮目せよ
第二章 時代の先駆者は、いつの世も孤高にして不遇
第三章 人類の歴史で普遍的なのは、笑いの精神
第四章 想像力をすり減らす同調圧力
第五章 失敗や破綻はすべて過去に書いてある
Manga 美術館のパルミラ
Essay 人類を救う(かもしれない)ヤマザキマリの七つのヒント
Epilogue ヤマザキマリさんは右脳と左脳の間に立つ人 ニコル・クーリッジ・ルマニエール
【著者ほかプロフィール】
ヤマザキマリ
1967年東京都生まれ。漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。84年に渡伊、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史、油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』で、第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。15年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。17年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ受章。漫画作品に『スティーブ・ジョブズ』、『プリニウス』(とり・みきと共著)、『オリンピア・キュクロス』など。評論・エッセイに『ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ』、『たちどまって考える』、『ムスコ物語』など。
ニコル・クーリッジ・ルマニエール
英セインズベリー日本藝術研究所の創設者・初代所長。現セインズベリー日本藝術研究所研究担当所長、およびイースト・アングリア大学日本美術文化教授。1998年米ハーバード大学博士課程修了。2019年大英博物館にて開催された「マンガ展」の主任キュレーターを務めた。
内容説明
人類はいつの時代も同じ物語を生きている―。繰り返されるパンデミック、戦争、格差社会…。先人たちはどう乗り越えた、あるいは、乗り越えられなかったのか?歴史をひもときながら、現代を明るく生きるヒントを探る。大英博物館「マンガ展」キュレーター・美術史家との10時間に及ぶ熱血対談を収録!
目次
Prologue 人類三千年の旅への招待状
Dialogue 失敗や破綻はすべて過去に書いてある(困難なときほど人類三千年の知性に刮目せよ;時代の先駆者は、いつの世も孤高にして不遇;人類の歴史で普遍的なのは、笑いの精神;想像力をすり減らす同調圧力;失敗や破綻はすべて過去に書いてある)
Manga 美術館のパルミラ
Essay 人類を救う(かもしれない)ヤマザキマリの七つのヒント(風呂―自分の中の「渇き」がクリエートする力になる;鳥瞰―ユーモアは鳥瞰的知性に宿る;虫―わかり合えないものとの共生はとても大事;虫―わかり合えないものとの共生はとても大事;ノマド体質―自分の居場所は自分で決める;水木しげる―生き物としての感覚を生涯持ち続けた心の師匠;壁―人生の不条理をたらふく味わうと、見えてくるもの;カラスの利他行動―文明が存続するか否かは「利他性」にあり)
Epilogue ヤマザキマリさんは右脳と左脳の間に立つ人
著者等紹介
ヤマザキマリ[ヤマザキマリ]
1967年東京都生まれ。漫画家・文筆家・画家。東京造形大学客員教授。84年に渡伊、フィレンツェの国立アカデミア美術学院で美術史、油絵を専攻。2010年『テルマエ・ロマエ』で、第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。15年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。17年イタリア共和国星勲章コメンダトーレ受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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