コークスが燃えている

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コークスが燃えている

  • 櫻木 みわ【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717952
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

筑豊の炭鉱町出身の私(ひの子)は東京に住み、もうすぐ40歳になる。非正規で新聞社の校閲の仕事をしているが、3年限定の仕事なので、いずれ新たな職を探さねばならない。両親は他界していて、年下の恋人だった春生とは1年以上前に別れていた。
新型コロナウイルスが広がるなか、前に弟との結婚騒動で出会った女性・沙穂から連絡があり、東京で食事をすることになる。彼女は看護師で、独りで子育てをしていた。ひの子は沙穂の影響で、逡巡しながらも春生にメールを送ってしまう。すると思いがけず返信があり、再び付き合うことになって……。

出会いと別れ、他者とのつながり。
現代女性が対峙する実相を、かつて炭鉱で労働を担った女性たちに心を寄せつつ描く、鮮烈な中編小説。

【著者略歴】
櫻木みわ (さくらき・みわ)
1978年福岡県生まれ。タイ、東ティモール、フランス滞在などを経て、2018年に作品集『うつくしい繭』で単行本デビュー。

内容説明

出会いと別れ、思わぬ妊娠、人とのつながり。女性が対峙する実相を描く現代小説の佳篇。

著者等紹介

櫻木みわ[サクラキミワ]
1978年福岡県生まれ。タイ、東ティモール、フランス滞在などを経て、2018年に作品集『うつくしい繭』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

170
苦手な感じかな?と思いながら・・あらあらどうして最後まで読まされた。流産の辺りはリアルでこの感覚が良かった。40前後の非正規雇用の女性が皆さんこうだとは思わないが、ストレートに伝わる言葉の数々に意思を感じて、人としてどうなの?と思う男たちとの対比が鮮明で面白い。生々しい熱と色を感じた初読み作家さんだったが、コークスに例えるひの子のそれからを読んでみたい気もする。2023/02/06

モルク

110
かつて炭鉱で栄えた北九州の町出身なひの子39才、若い恋人春生とは別れたがその影を引きずっている。小説で1度賞をもらってはいるがそれで生活が成り立たず非正規として働いている。春生との再会、そしてすぐに妊娠。まわりに頼れる人もおらず春生は身勝手で優柔不断。子供を一人で育てると決意してもなぜこんな男にいつまでもしがみつくのかな。流産をしたことでこことばかりに春生は離れていく。やっぱりそういう男だよ。それに比べ女たちの連携はとても素敵!強い女であれ!2023/08/09

アキ

109
40歳のひの子は独身、東京で暮らす非正規雇用者で小説を書いている。そこへ弟の医師立央と以前子供の認知でいざこざを起こした沙穂とバー・コークスで食事をした。元彼と久々に会い妊娠した。子供を産むべきか、彼は結婚を決断するのか、出産はどこでするのか、仕事はどうするのか、途中から次々に起こる問題にどうにか対処するも、その時が来てしまう。エチオピアのシングルマザーが「日本はすごく安全、でもライフがない」という言葉がその状況を言い当てている。題の意味は赤ん坊と炭坑のおんなたちをかけたもの。「うつくしい繭」以来2作目。2023/01/03

ネギっ子gen

72
【生きていたら、なにがあるかわからない】『カサンドラのティータイム』が良かったのと、題名に惹かれて――。非正規で働くひの子は、年下の元カレと再び付き合い始めるが……。現代女性の揺らぐ心情を、かつて炭鉱で労働を担った女性たちに心を寄せつつ描かれた、佳品。<夜中にふと目が覚めると、これからのことを考えて眠れなくなった。39歳、婚活、39歳、出産。39歳、非正規。40歳、孤独。気がついたら窓の外が白むまで、スマホを握って検索し続けている。ブルーライトを凝視する眼球の奥が痛んで、自分はいま、鬼の形相だと思う>。⇒2023/04/12

さっこ

71
非正規雇用のひの子はもうすぐ40歳で契約もあと少し。コロナ禍で経済的にも不安の中で暮らしていた矢先、別れた年下の元カレと、妊娠をきっかけに再び付き合うことに。様々な理由でのシングルマザー達が登場するが、医療や行政、支援などの問題が直面する。「自立することは周りの人に頼ること」と友人の有里子はいう。一人で何もかにも抱えて生きていくことを自立というならそれはとても難しいことだものね。「生きるということは残酷なこと」の一文にハッとさせられる。強くなることは残酷なことでもあるのだと思った。2022/08/28

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