きのうのオレンジ

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きのうのオレンジ

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  • サイズ 46判/ページ数 290p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717280
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「弱音を吐かない人は、いつだってひとりで闘っている」
がん宣告を受けた<彼>と、彼を支える<家族>の物語。
心揺さぶられる感動長編。

三十三歳の遼賀が受けた胃癌宣告。どうして自分が……涙が溢れてきて、恐怖で震えが止まらない。その時、郷里の岡山にいる弟の恭平から荷物が届く。入っていたのは、十五歳の頃、恭平と山で遭難した時に履いていたオレンジ色の登山靴。それを見た遼賀は思い出す。あの日のおれは、生きるために吹雪の中を進んでいったのだ。逃げ出したいなんて、一度たりとも思わなかった――。

【著者略歴】
藤岡陽子(ふじおか・ようこ)
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」が、宮本輝氏選考の北日本文学賞の選奨を受ける。09年『いつまでも白い羽根』でデビュー。著書に『手のひらの音符』『晴れたらいいね』『おしょりん』『満天のゴール』『跳べ、暁!』などがある。現在は、京都の脳外科クリニックに勤めている。

内容説明

三十三歳の遼賀が受けた胃がん宣告。どうして自分が…涙が溢れてきて、恐怖で震えが止まらない。その時、郷里の岡山にいる弟の恭平から荷物が届く。入っていたのは、十五歳の頃、恭平と山で遭難した時に履いていたオレンジ色の登山靴。それを見た遼賀は思い出す。あの日のおれは、生きるために吹雪の中を進んでいったのだ。逃げ出したいなんて、一度たりとも思わなかった―。心揺さぶられる感動長編。

著者等紹介

藤岡陽子[フジオカヨウコ]
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」が、宮本輝氏選考の北日本文学賞の選奨を受ける。現在は、京都の脳外科クリニックに勤めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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青乃108号

502
良い本だった。自分も、自分の人生は良い人生だった、と思えた。そして、あとひと踏ん張り、頑張ろうとも思えた。もう少しもう少し2022/06/30

ウッディ

432
こんなにも悲しい物語なのに、温かく前向きになれるのはどうしてだろう?33歳で胃がん宣告を受けた遼賀。真面目で、自分の事よりも他人の事を思いやれる彼に対する母、弟の恭平、泉や高那たちの想いが優しく、彼らの祈るような気持ちを想像すると辛い。弟とともに雪山で遭難し、死を覚悟した少年時代から時を経て、再び死と向き合う遼賀の闘病生活は辛いものだったが、病気になったからこそ、温かい人達とかけがえのない時間を過ごせたのかもしれない。学園祭準備、母への手紙などエピソードも素敵で、涙なしには読めず、大切な一冊になりました。2021/04/14

ショースケ

407
最初から最後まで文字に釘付けになった。私にも息子がいます.私はバツイチで、私の両親に助けられながら、親ひとり子ひとりで頑張ってきました。それだけに親子の絆は深いと思います。そんな息子が遼賀のようになったら!気も狂わんばかり泣き叫び、変わってやりたいと思うでしょう。何も悪いことはしていない懸命に生きていた遼賀。それなのに何故、悲しい悔しい!生まれてきて良かったよと母親と抱き合うところは涙、涙でした。でも本当の兄弟ではないけれど恭平がいて良かった。泉が、高那がいて良かった。それから祖母も。→ 2021/03/31

Makoto Yamamoto

340
笹本遼賀はイタリアンレストランの店長だが、体調の異常に気付き勧められて病院に。 出会った看護師は郷里の高校の同級生矢田。 各章に登場人物が主人公になった話があり、第五章で再び遼賀で、ここでは涙が止まらない。 病に倒れ早逝する人の思い、周りの人達の思いもしっかり綴られ、悲しい中でもほのぼのとした気持ちになれた。 笹本ファミリーと矢田、ともに気持ちのいい人達だった。 読み終わって「きのうのオレンジ」は書名だと改めて思った。2021/04/11

316
“遼賀、ごくろうさん” ラスト遼賀が聞いた父の一言に堪えきれずに嗚咽が溢れた。遼賀も恭平もこの父がいたからこその “兄弟” だったのだ。16歳の恭平がこのままの家族でいたいと同い年の “兄” に告げた時、遼賀は弟の思いを大事に胸に刻んだのだろう。弟に、母に、亡き父に、同級生の看護師泉に、かつての同僚高那に支えられ、感謝して生き抜いた遼賀に、安らかにと祈らずには居られない読後だった。2021/02/17

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