幼な子の聖戦

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717099
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第162回 芥川賞候補作「幼な子の聖戦」と、ビルの窓拭きを描いた話題作「天空の絵描きたち」を収録。憤怒と諦めのあいだに、かすかな希望を探る、著者の新境地!

「幼な子の聖戦」ーー人妻との逢瀬を楽しみながら、親元で暮している「おれ」は青森県の小さな村で村議をしている。「おれ」は県議に人妻の件で決定的な弱みを握られ、立候補した同級生への選挙妨害を強いられる。疲弊した村の現実と、地元を愛する同級生の熱い演説。小さな村の選挙戦は、思いもかけぬ方向へとーー。
「天空の絵描きたち」ーー安里小春(あさと・こはる)は、ビルの窓拭きを専門にする会社に転職したばかりだった。仕事を理由に彼氏と微妙な関係にあるが、小春は仲間同士で文字通り命を預けて仕事をする緊張感にのめり込んでいる。ある日、ビル内の盗難事件が原因でリーダーのクマさんこと権田が責任者を下ろされてしまう。クマさんにひそかに憧れていた小春は、思い切ってクマさんを焼き鳥に誘うが……。

【著者略歴】
木村友祐(きむら・ゆうすけ)
1970年、青森県八戸市生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。2009年『海猫ツリーハウス』で第33回すばる文学賞を受賞しデビュー。小説に『聖地Cs』『イサの氾濫』『野良ビトたちの燃え上がる肖像』『幸福な水夫』がある。

著者等紹介

木村友祐[キムラユウスケ]
1970年、青森県八戸市生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。2009年『海猫ツリーハウス』で第三三回すばる文学賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

238
天空の絵描きたち。ビルの屋上から垂れ下がる一本のロープ。その結び目はどれもこの社会に不可欠なはずなのに、窓ガラスの内側で過ごしていると、そんな当たり前のことをつい忘れがちになる。木村さんの小説で描かれる人物は、みな本を読まなそうなひとたちばかりだ。ぼくは「本を読んでいそうなひとたち」のはなしが好きだけれど、それってじつは本読みの驕りで、そういう態度が結果的に本を世のなかから遠ざけ、本が読まれなくなった一因になっているのではないか、などとおもったりもする。かれらは窓ガラスの外側で、文字通り必死になって絵を⇒2020/03/15

starbro

181
第162回芥川龍之介賞受賞作・候補作品第四弾(4/5)、木村 友祐初読です。4作読んで、現状本作がMyBESTでした。私が、芥川賞選考委員でしたら、受賞作『背高泡立草』ではなく本作を推します。ラスト1作『音に聞く』が読めるのは、図書館の予約の関係で、3月か4月になりそうです。 https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771709-9 【読メエロ部】2020/02/13

いたろう

66
表題作他1編。芥川賞候補になった表題作が、いきなり大量殺人の場面から始まってびっくり。青森県の村で村会議員をしているものの、全くどうしようもない主人公と村長選挙の騒動。このノリは決して嫌いではないけれど、これが芥川賞候補かというと、ちょっと疑問。文学というよりドタバタ喜劇? 主人公に全く共感できない表題作より、もう1編の「天空の絵描きたち」の方が、面白く感じられた。ビル窓の清掃会社に務める主人公の話と言えば、つい先日、古市憲寿「百の夜は跳ねて」で読んだばかり。時間が経ったら、2作がごちゃごちゃになりそう。2020/06/17

アマニョッキ

56
「天空の絵描きたち」が併録されているという喜び。この作品を世に知らしめてくれた古市さんの功績は本当に素晴らしいと思う。芥川賞騒動でパクリだのなんだの言われていたけれど、古市さんは本当に小説が好きで純粋な人なんだとわたしは思います。「幼な子の聖戦」も面白かったけれど、直接的な政治批判があるので賞レースには難しいのでは。てかわたしには、「百の夜は跳ねて」絡みの今作ノミネートな気がしています。「天空の絵描きたち」発表当初に見いだせなくてごめんね的な。なんかすごくもやもやするけど木村友祐さん面白いっすよ。ぜひ!2020/02/01

ヒデミン@もも

41
なんとなく手にとった一冊。一話は芥川賞候補。もう一話は、あの噂になった古市憲寿さんの窓拭きの参考文献だった。これは本に呼ばれたんだと感じた。「幼な子の聖戦」タイトルの意味が掴めず。芥川賞候補の割にはエンタメぽい。文学には性が必要なのかと思わせるぐらいしつこい部分もあったが、けして嫌いじゃない作品。「天空の絵描きたち」は、もっとエンタメ。切なくて、社会派的な部分もありこちらも良かった。2020/06/13

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