透明な夜の香り

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透明な夜の香り

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717037
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第6回渡辺淳一文学賞受賞作】

香りは、永遠に記憶される。きみの命が終わるまで。

元・書店員の一香がはじめた新しいアルバイトは、古い洋館の家事手伝い。
その洋館では、調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作る仕事をしていた。人並み外れた嗅覚を持つ朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が次々訪れる。一香は朔の近くにいるうちに、彼の天才であるがゆえの「孤独」に気づきはじめていた――。
「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。


【著者略歴】
千早 茜(ちはや・あかね)
1979年北海道生まれ。幼少期をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神』で第21 回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作にて第37 回泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞。著書に、『男ともだち』『わるい食べもの』『神様の暇つぶし』『ひきなみ』など多数。

【著者略歴】
千早茜(ちはや・あかね)
1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作にて泉鏡花文学賞を受賞。13年『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞。同年に『あとかた』、14年に『男ともだち』でそれぞれ直木賞候補となる。その他の著書に『正しい女たち』『犬も食わない』(クリープハイプ・尾崎世界観との共著)『わるい食べもの』『神様の暇つぶし』『さんかく』など。

内容説明

元書店員の一香がはじめた新しいバイトは、古い洋館の家事手伝い。そこでは調香師の小川朔が、幼馴染みの探偵・新城と共に、完全紹介制の「香り」のサロンを開いていた。亡き夫の香りを求める女性の依頼や、匂いを手がかりに行方不明の娘を探す案件など、風変わりなオーダーが次々に舞い込んで―。

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年、北海道生まれ。2008年『魚神』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。翌年、同作にて泉鏡花文学賞を受賞。2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

639
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第50弾(遂に50まで来ましたが、もう少し続きます)、千早 茜は、新作中心に読んでいる作家です。天才調香師の連作短編集、美しく馨しく怖ろしい物語でした。香りだけでここまで推理出来ると、調香師探偵も成立しそうです。2020/05/18

さてさて

617
私達が日々生きる中では、その瞬間の無意識な呼吸活動の中で、無限と言ってもいいほどの匂いや香りと接することが避けられません。そんな匂いや香りと共に仕舞われる記憶達。そして、『そのひきだしとなる香りに再び出会う』時に仕舞われた記憶が蘇る、そんな様が描かれたこの作品。文字だけの単行本の中から、音が聞こえ、色が浮かび上がり、そしてさまざまな香りが漂ってくるのを感じたこの作品。千早さんの圧倒的な筆の力によって、本来感じないはずの聴覚と嗅覚が刺激されるという、なんとも不思議な体験をさせていただいた、そんな作品でした。2021/12/27

パトラッシュ

571
香りから人の心が読めるので、知りたくもない嘘や隠し事が否応なくわかってしまう調香師の朔。そんな能力など他人には想像できない生きづらさの原因でしかないが、朔は心の歪みや苦しみを和らげる香りを創造することで他者も自分も救おうとする。家族の問題で心に傷を抱えた一香は、常識外れな行動を繰り返しながら様々な内なる闇を消していく朔を手伝ううちに、少しずつ自らも癒されていくのだ。リアルとファンタジーの境界線を行き来しながら嘘のない真実が見えてくる物語は、静かな迫力で読者を震わせる。生きるのに疲れた人にこそ薦めたい一冊。2023/06/12

けんとまん1007

417
匂い・香り。静謐な世界の中で、ものがたりが紡がれていく。その中で、人は少しずつ変化し、やがて気づき、受け入れる。重要なファクターになっているのが、匂い・香り。つまり、臭覚。確かに、臭覚から得たもので、いろいろなことを思い出したり、思考が拡がることがある。五感の中でも、独特なものだろう。読みながら、頭の中に映像と香りが広がった。2021/01/16

うっちー

391
私は鼻が悪いので臭いに鈍です。敏感過ぎるのも大変かと2020/09/21

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