ベーシックインカム

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  • サイズ 46判/ページ数 249p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087716795
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

遺伝子操作、AI、人間強化、VR、ベーシックインカム。
未来の技術・制度が実現したとき、人々の胸に宿るのは希望か絶望か。
美しい謎を織り込みながら、来たるべき未来を描いたSF本格ミステリ短編集。


日本語を学ぶため、幼稚園で働くエレナ。暴力をふるう男の子の、ある“言葉"が気になって――(「言の葉の子ら」 第70回推理作家協会賞短編部門ノミネート作)

豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた。(「存在しないゼロ」)

妻が突然失踪した。夫は理由を探るため、妻がハマっていたVRの怪談の世界に飛び込む。(「もう一度、君と」)

視覚障害を持つ娘が、人工視覚手術の被験者に選ばれた。紫外線まで見えるようになった彼女が知る「真実」とは……(「目に見えない愛情」)

全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策・ベーシックインカム。お金目的の犯罪は減ると主張する教授の預金通帳が盗まれて――(「ベーシックインカム」)


【著者略歴】
井上真偽(いのうえ・まぎ)
神奈川県出身。東京大学卒業。
『恋と禁忌の述語論理』で第51回メフィスト賞を受賞してデビュー。
第2作『その可能性はすでに考えた』が、2016年度第16回本格ミステリ大賞の候補に選ばれる。
その続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』は、「2017本格ミステリ・ベスト10」の第1位となる。さらに「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい! 2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にもランクイン。2017年度第17回本格ミステリ大賞候補、「読者に勧める黄金の本格ミステリー」にも選ばれる。
同年、本作に収録されている「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。
2018年には『探偵が早すぎる』が滝藤賢一、広瀬アリス、水野美紀出演でドラマ化され話題となる。

内容説明

日本語を学ぶため、幼稚園で働くエレナ。暴力をふるう男の子の、ある“言葉”が気になって―「言の葉の子ら」(日本推理作家協会賞短編部門候補作)。豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた「存在しないゼロ」。妻が突然失踪した。夫は理由を探るため、妻がハマっていたVRの怪談の世界に飛び込む「もう一度、君と」。視覚障害を持つ娘が、人工視覚手術の被験者に選ばれた。紫外線まで見えるようになった彼女が知る「真実」とは…「目に見えない愛情」。全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策・ベーシックインカム。お金目的の犯罪は減ると主張する教授の預金通帳が盗まれる「ベーシックインカム」。

著者等紹介

井上真偽[イノウエマギ]
神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第五十一回メフィスト賞を受賞してデビュー。第二作『その可能性はすでに考えた』が、2016年度第十六回本格ミステリ大賞の候補に選ばれる。その続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』は、「2017本格ミステリ・ベスト10」の第一位となった他、数々のミステリランキングにもランクイン。2017年度第十七回本格ミステリ大賞候補にも選ばれる。同年、「言の葉の子ら」が第七十回日本推理作家協会賞短編部門の候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

140
本作は、様々な先進技術やシステムが社会経済活動の根幹を担う現代にあって、さらに少しだけ発想を膨らませた近未来を題材にしたSFミステリ短編集。日々進化するテクノロジーと人間の複雑な感情は、なかなか相容れない部分があるわけで、そこをミステリに仕立てる作者のセンスに注目したい。とりわけ表題作は、短編でありながら、オチの意外性を含め、推理物のお約束をきっちり踏まえた本格的な出来映えだ。ただ、自分の読解力が未熟なせいか、『ベーシックインカム』が肝心のネタにどう関わるのか理解できなかったのは残念。読んで損はなし。2020/08/07

モルク

138
近未来を舞台とした5編の短編集。SFに叙述ミステリーを加味して、予想以上の展開を見せる。決して突拍子もないものでもないし、進化していくテクノロジーと人間本来の感情が残っている世界である。最後の表題作「ベーシックインカム」が前の4編を集約し秀逸ではあるが、それよりは「言の葉の子ら」「目に見えない愛情」の方がわかりやすくて好き。2020/11/18

sayan

114
書籍「LIFE3.0」が目の前で積読本になり早3ヵ月、読み出す助走をつける意味で本書「ベーシックインカム」を手に取った。著者初読み作品。5つの短編から構成される。大半はちょっとした「人情噺」で、素材とのギャップが愉しめる感覚が新鮮だった。とは言え、5編目の「ベーシックインカム」は、その物語展開を含めて興味深かった。が、途中、他の4編と関連させる箇所に、少し、丁寧すぎる登場人物のやり取りに少し違和感が残った。直観的に言うと5編目は頭で読む説明文、他の4編は心で読む物語だったな。他の作品も読んでみたいと思う。2020/05/05

ムーミン

109
頭のいい作家さんだなあと思いました。「目に見えない愛情」が一番のお気に入りです。2021/08/31

小木ハム

109
最先端テクノロジーの"少し先"を描いたSF短編集。必ず最後に『えっ?』と言っちゃうトリックが待っている。世にも奇妙な物語のSF回が好きな人には特にオススメかも。どれも考えさせられるお話ですが、特に好きなのは"目に見えない愛情"と"ベーシックインカム"。自分も、若者に夢を提示できない大人にはなりたくないなと思う。テクノロジーは子供達へ希望を与える装置になるはず、という考えは性善説に基づく。実際には善悪様々な人間がいる。ならば、できるだけ前者の割合が増えるよう働きかけるのが大人であろうとする者の役目だろう。2021/05/26

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