出版社内容情報
南宋水軍は梁山泊の交易路を潰す為、沙門島を急襲した。呼応して、金国軍も動き始めるが、梁山泊と本格的な交戦には至らない。一方、南の小梁山を奇妙な武器を使う刺客が襲う。各地で戦の機運が高まっていた。
内容説明
焔筒瓢矢、宙矢ヲ垂いて、大海を紅く染め、死刀跳剣、雹霹となりて、狼牙の〓（からだ）に注ぐ。
著者等紹介
北方謙三［キタカタケンゾウ］
１９４７年唐津市生れ。中央大学法学部卒。８１年『弔鐘はるかなり』でデビュー。８３年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、８５年『渇きの街』で日本推理作家協会賞、９１年『破軍の星』で柴田錬三郎賞、２００４年『楊家将』で吉川英治文学賞、０６年『水滸伝』全１９巻で司馬遼太郎賞、０７年『独り群せず』で舟橋聖一文学賞、１１年『楊令伝』全１５巻で毎日出版文化賞特別賞を受賞。１３年紫綬褒章を受章（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
58
全１７巻の９ 大軍同士の戦い場面はあまり面白いと思わないのだけれど。 岳飛と秦容が呼び捨てで酒を酌み交わすシーン、秦容が高地山岳民族（どこ？）から人を連れてくるシーン、はグッと来た。 武器でブーメラン登場2022/03/18
タカラ～ム
15
そろそろ話が動き始めた感じ。各所で戦闘が開始され、次のフェーズに向けて展開してきた。群雄割拠の中で最後に生き残るのは誰なのか。今後、怒涛の展開へと繋がっていくのか。まだまだ興味はつきない。2014/07/28
Ever531
13
孫二娘の死、ぐ～っと読み手を引き込んでいくくだりから、不発弾のような納得いかない終わりかた。わざわざ数十名南宋軍のためにトウソウオウの石積炸裂させるんかよ～。決戦を仕掛ける前の張朔と狄成のやりとりは最高！2016/02/08
てん
12
戦が始まった。が、どうも緊迫感がない。梁山泊は、守るべき領土も、本拠地も、首領もない。こりゃ攻める方は大変だ。スーパースター無き戦闘では、老骨の史進・李俊の活躍を期待してしまう。長生きしてほしいのだが。金の滅亡フラグ立ち過ぎ。2014/08/02
くろねこ
11
まだ、本格的なぶつかり合いまでには至っていない感じ感じなのですが戦いが続いていて、戦闘の話は読んでいて面白いです。史進の活躍する場面なんかも、読んでいて面白かったです。金国内に動きが有りましたが、蕭炫材がこの後どう動くのか気になります。宣凱の戦略が効いて来そうな感じですけど、ここまで読んでも岳飛よりも梁山泊側の人たちの方が気になっています。2014/07/24
-
- 和書
- ｏｆｆ - 吉川愛写真集
