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ストレイヤーズ・クロニクル〈ACT‐3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087715064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新感覚アクションシリーズ堂々完結!
異能を持つ昴たち。仕えてきた政治家・渡瀬の企みが明らかになり、対決姿勢に入る。敵も味方もわからない状況で、人質となった仲間を取り戻しに軍事演習場に向かうと、宿敵アゲハの姿があって…。

内容説明

運動能力、聴力、記憶力…に常人とはかけ離れた能力を持つ昴、沙耶、隆二、良介。仲間の亘を人質にとられ、政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をしていた。世間を賑わす殺人集団アゲハを捕まえろと命令を受けるが、攻防の中、彼らが同じプロジェクトの別ラインの能力者であることを知る。呪わしい宿命をかした渡瀬に復讐を遂げようとするアゲハ。恐るべき計画を始動させ、不要となった昴の命を狙う渡瀬。そして、亘を取り戻すために、渡瀬が潜む陸自の演習場に向かう昴。最後の熾烈な戦いの幕があがる―。

著者等紹介

本多孝好[ホンダタカヨシ]
1971年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。94年、「眠りの海」にて第16回小説推理新人賞を受賞。99年、受賞作を収録した短篇集『MISSING』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanco

65
本多さんが、こんなの書くの…と驚いたACT-1、敵と思われた殺人集団「アゲハ」について描かれたACT-2。そして、最終巻、ACT-3のオープニング、渡瀬が昴の殺害を依頼するシーンから始まった。え~!何故、渡瀬が…と、最終巻は怒涛の展開を繰り広げました。渡瀬から亘を取り戻そうとする昴達、そして、アゲハ達は渡瀬を殺そうと…渡瀬と異能の者達の戦いが…あ~、ページが足りないよ~!ジャンプで漫画になっていたら、数十巻にはなっていただろう物語、駆け抜けた感じが実に勿体無い。 碧についての記述は本当に良かった。続→ 2013/05/04

ひめありす@灯れ松明の火

63
種としての繁栄なく、未来に一つの子どもを宿すことなく、たった一代で駆け抜けていく、異能の若者達の年代記。それでも傷つきながら、仲間と助け合いながら、生きてきた。アゲハの雨宿り、物別れに終わり飛び立てなかった翅。身の内に潜む爆弾は、刻々とタイムリミットを刻み、それでもただ一つの可能性に未来を託した。だけど託された未来は振り向く。おいていかないでと。だけどそこにはもう、駆け抜けた靴音の周波数しか残ってなかった。それはきっと、この物語の『寿命』。異能力者達の物語は終わりを告げて、次は全人類の年代記が、はじまる。2013/06/08

藤月はな(灯れ松明の火)

36
淘汰されるか、否か?生殖機能がなく、刹那的なアゲハ達が、その中でも異質であった碧に救われていたということと碧がアゲハに比べて無力である自分に失望している様子のブレが垣間見えるので切なくなります。ヒデが最後に見せた、そのままにしているのに本当はその事実さえ見ることもしない世界への憎悪も印象的でした。「人類なんか知るか。ただ、自分の大切な人たちは守るだけ」他人事だと思って五感を塞いだまま生きるか、譲れないもののために命を捨てる覚悟で抗うか。2013/07/30

いちろ(1969aMAN改め)

35
むー。面白かったけれど、ちょっと残念。場面展開、会話、戦闘。キャラクタの読みわけが難しいと感じてしまった。みんな一様に可愛くて、どちらの陣営にも感情移入したあとでは、人類を守る必要もない。さて、悪がどこにも無いでは無いか。男が目指した歪んだ、と思われる未来もすでに悪いことではなくなってしまっているし。四の五の言いたくなってしまう結末でした。はい。2013/06/20

マムみかん(*感想は風まかせ*)

30
三部作のシリーズ完結編。防衛副大臣となった渡瀬の真の目的とは? 渡瀬の命を狙うアゲハたち。 渡瀬から亘の奪還を目指す昴たち…。人ならざる者たちの挽歌…という感じでした。最初の頃からは想像つかなかったほど話のスケールがどんどん大きくなっていき、切なさもマックス! でも、その割りにあっさりした終わり方。 ちょっと人類の未来が心配ですね~(怖っ)。映像化すれば、すごく映える作品だと思いました☆2013/05/01

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