出版社内容情報
宮部みゆきの新境地、RPGファンタジー!!
“ボツネタ"が集まってできた、できそこないの世界「ボツコニアン」をより良い世界に創り変えるため選ばれた少年ピノと少女ピピ。二人の前代未聞・驚天動地・抱腹絶倒の冒険の旅が始まる!!
内容説明
“ボツネタ”が集まってできた、できそこないの世界“ボツコニアン”。そこをより良い世界に創り変えるため、「長靴の戦士」として選ばれた少年ピノと少女ピピ。植木鉢の花の姿をした「世界のトリセツ」と共に二人は、前代未聞・驚天動地・抱腹絶倒の冒険の旅に出る!宮部みゆきの新境地、RPGファンタジー。
著者等紹介
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京都生まれ。1987年『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。1933年『火車』で山本周五郎賞、1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、1999年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞、2008年英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award受賞。ほか、受賞・著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
99
ボツコニアン……?ボツ後に、案?ボツ後、二案??って、文章が時雨沢恵一さんか、はやみねかおるさんみたいになってるー!!地の文ですんごく突っ込んでるしー!!と、こんな風にも書く事が出来るんだあ、と思いつつ、でもそういえば講演でお話する宮部さんはこういう語り口のよく似合う、ちゃきちゃきしたおばちゃん(褒めてますよ??)でありました。丁度難しい本と本の合間だったので、このゆるくてグダグダメタメタな感じがほっと心を和ませてくれました。とびきり読みたくはないけれど、本棚に一冊あると安心する感じ。ちゃんと大人向け。2012/07/04
くりきんとん99
92
ゲームの大好きな宮部さんが、本当に好きなように書いたというのが良くわかる作品。随分思い切って書いたんだ~ということが良くわかる。ここまで大物になったから書くこともできたんだろうけど。今までとは全然違う宮部さんをある意味楽しむことができる作品。2012/03/20
ちはや@灯れ松明の火
87
要らない部品はありません、そんなの建前綺麗事。たったひとつの完成品が生まれるまでに死屍累々と積み上がるはボツの山、けれど一寸のボツにも五分の魂、日の目を見れぬ出来そこないたちはここボツコニアンに集うのさ。明るい未来を追い求め、赤と黒、ふたつの長靴がフィールドをめぐる。ファンタジー世界でも健在嫁姑バトル、中ボス級の魔物が潜む初心者ダンジョン、肝心な時に見当たらないトリセツ、構える武器はフライ返しと、ダメダメ尽くしのネタの掃き溜め。この冒険にオチはつくのか、そしてヘタレ全開夢の島ボツコニアンの命運や如何に。 2012/03/27
そのぼん
76
漫画の原作ですか?とツッコミたくなる一冊でした。 できれば子供の頃に読みたかったかな。 軽い感じで一気読みでした。2012/03/05
Yoshihiko
73
これは新しい笑いです。RPGの小説化ではなくRPGの世界の小説といったところでしょうか?かっこいい感じはなくほのぼのした感じで進みます。とりあえず続きを読みます。2016/04/11