内容説明
母親と二人で団地に暮らす誠。幼い頃、不思議な存在感を持つ野良イヌを見かけ、そのイヌを探し、団地内を歩き回るのが日課になった。中学生になった誠は、いつもの巡回コースの展望台で久賀に出会った。友達のいない、パソコンの虜だった誠に、久賀はコンピュータ・ゲームの共同制作をもちかける。俺達にしか築けないものを築き、新しい物語を創ろうと始まった二人の高校生の幸福な友情の日々。やがて、ゲーム「Ｉｌｌ」が完成するが―。コンピュータ世代の寄る辺ない心を覗く問題作。
著者等紹介
吉原清隆［ヨシハラキヨタカ］
１９７０年、名古屋市生まれ。三重大学人文学部社会科学科卒業。２００６年「テーパー・シャンク」で第三十回すばる文学賞佳作となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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nori
4
Z80 to tcp/ip, it is similar biography as mine. So, it may be interesting but that's all. If there is no similarity, story is nothing interested. If protagonist encounters Bitcoin, will value of this book be increased? I may not expect for this writer2018/02/13
金平糖
4
Ｂ。2018/02/08
びかごん
3
図書館から、持ち歩くのに便利な薄い本をと思い借りました。うーん(/_;)2013/05/29
7a
3
DOS時代、パソコンに嵌まった少年の半生。親友と作ったアドベンチャーゲームは輝かしい思い出になるはずだったのに。ファイル共有ソフトによる情報漏洩事故により、報いを受ける。誰かがどこかで彼を「不正だ」と裁く必要があったんだな。それがされなかったから、不幸なのか何なのかわからない状態に、主人公自身も落としどころをつけられないでいる感じがする。2012/02/28
bamosu
2
帯や表紙を見て図書館で借りた本。私の理解力不足も否めないが、久々の意味がよくわからない内容。大まかな話はわかったが、なんであんな事で裏切られた気持ちになるのかわからない。2012/08/11
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- 和書
- 禁忌 幻冬舎文庫
